特別支援学校教員は「定時で帰ること」が可能?【経験者が語ります!】

イット

みなさんこんにちは!イット@it_coach0412です!!

この記事を見てくださっている方で、こんな悩みはありませんか??

? 読者の悩み

・通常学校で教員をしているがプライベートとの両立を図りたい

・特別支援学校の働き方を知って、異動するきっかけにしたい

・通常学校と特別支援学校の違いを知りたい

働き方は分からないのが現状で、異動するにも一歩踏み出せないですよね💦しかも「定時で帰れる」という言葉が一人歩きして、実際異動したものの自分には合わないということも・・・

イット

ぜひ自分に適性があるか見定めてほしいところです!

今回は、通常学校で働いている教員に向けて、特別支援学校教員は「定時で帰ること」が可能?というテーマでお話ししていきます

この記事を読むと・・・

・実際、定時退勤が可能なのか?が分かる!

・特別支援学校の働き方について知れる!

・特別支援学校で働くとして、早く帰るコツが分かる!

僕自身、小学校から特別支援学校へ異動経験があります!体験談をもとに、特別支援学校の働き方についてお話していきます✨

それでは、見ていきましょう!

目次

結論「定時とまではいかないが、通常学校よりは早く帰れる」

早速、結論になります(笑)特別支援学校は「定時とまではいかないが、通常学校よりは早く帰れる」のが現状です!

実際、僕の場合だと18時には帰れるようになりましたね

小学校勤務時代と特別支援学校勤務時代の残業時間については、こんな感じです👇

「特別支援学校の1日の流れ」について、詳しく知りたい方は別記事を参考にしてください😊

では、なぜ特別支援学校の方が早く帰れるのか?理由は3つあります!

  • 小学校よりも教員数が多い
  • 子どもの数が少なく、事務処理の量が少ない
  • 一人ひとりの子と向き合う時間が多く、適切な支援・指導を考えやすい

順番に解説していきます。

理由①小学校よりも教員数が多い

特別支援学校は小学校よりも教員数が多いから、早く帰れることにつながっています!

教員数が多いと、

教員数が多い⇒仕事を数人で分担できる⇒1人あたりの仕事量も少なくなる✨

結果的に、1人あたりの仕事量が少なくなり、定時退勤に近づくワケです💡

逆に小学校だと分担できる範囲が限られます。小学校では、ほぼ全員が担任をもっていますので、基本的にクラスの仕事は1人で回さなければなりません💦

一方、特別支援学校では、2~3人のチームで1クラスを見れます💡クラスの仕事でさえ、分担が可能になってきます😊

こんな感じに振り分けられます✨

イット

小学校だと、これらを1人で回すので本当に大変・・・

まとめると、特別支援学校は教員数が多いので、仕事を振り分けられて早く帰ることが可能です。

理由②子どもの数が少なく、事務処理の量が少ない

次に、特別支援学校は子どもの数が少ないので事務処理が楽ちんです!事務処理はシンプルに量が少なければ、早く帰ることにつながります💡

事務処理には、以下のようなものがありますね👇

・プリントの丸付け

・提出物のチェック

・連絡帳の確認やコメント

・放課後の家庭連絡

・掲示物作り などなど

小学校勤務のときは「30人学級」をもっていて、現在の特別支援学校では「5人学級」です!比べると、事務処理の量が、1/6になるワケです

また、子どもの人数が多いと日中も指導する場面が多く、とても事務処理まで手が回りませんね💦

まとめると、特別支援学校は子どもの人数も少ないので、事務処理も少なくて済み、早く帰れます。

理由③一人ひとりの子どもと向き合う時間が多く、適切な支援・指導を考えやすい

最後は、一人ひとりの子どもと向き合う時間が多く、適切な支援・指導を考えやすいという理由です!

定時退勤を目指す教員

ん?どういうことだろう?

授業と放課後の場面をイメージしてみてください。

通常学校では授業で何十人もの子どもを教員1人で見なければなりません。そうすると、子どもの実態がいまいち把握しきれないことが多々あります💦

小学校勤務時代、放課後によくあることですが、

「あれ今日の算数、A君の様子がよく分からなかった・・・」

一斉指導をしながら個々の様子を全て把握することは、かなり難しいと言えます。

そして、放課後。

実態が分からないので、放課後の授業準備では「何から準備してよいか分からない」という状況に・・・

「考えているうちに30分過ぎてしまった・・・」

小学校勤務時代にたくさんありました(笑)

一方、特別支援学校では授業中の様子がよく分かり、放課後に複数の先生で情報のすり合わせもできます

イット

小学校よりも子どもの実態が多様化しているため、支援グッズ作りや授業づくりに時間は割きますが、教員の本業である分野なので、苦痛を感じにくいですよ(笑)

結果として、実態に適した授業準備がスムーズにしやすいです!

「もっと小学校と特別支援学校の違いを知りたい!」という方は、以下の記事をご覧ください✨

特別支援学校についてまとめてみた!

ここまで見てくれている方の中には、「特別支援学校で働きたい!」と思ってきましたか?

特別支援学校についての疑問を2つまとめました💡

  • 特別支援学校の先生に向いている人って?
  • 特別支援学校の教員って何をするの?

順番に解説していきます。

①特別支援学校の先生に向いている人って?

定時退勤を目指す教員

特別支援学校の先生って向き不向きがあるでしょう?

よくそのような質問をもらいます。

確かに向き不向きはあると思いますが、通常学校と共通することの方が多いと感じます。

共通すること=向いている人の要因でありますが、

・しっかりとした専門性

・思いやりのある心

が大事ですね💡

加えて特別支援学校に通う子どもは、健常児よりも学習のペースがゆっくりである傾向なので、根気強く指導できる忍耐力は必要です

小学校と特別支援学校の違いは一言でいうと、

小学校=ダイナミックな指導

特別支援学校=スモールステップな指導

と個人的には解釈しています😊

イット

どちらが合うかは、自分次第!

保護者への対応についても、特別支援学校に通う子どもの保護者は、子育ての悩みが人よりも強い傾向です。ですので、保護者の悩みを丁寧に聞くカウンセリング力と、関係性を築くことのできるコミュニケーション力も必要となります💡

②特別支援学校の教員って何をするの?

定時退勤を目指す教員

通常学校と特別支援学校は行っていることが違うんでしょう?

通常学校と特別支援学校では、行っていることが似ているようで違います。なぜかと言うと、目指す教育の目的が違うからです💡

ご存じだと思いますが、目指す目的が記されたもの「学習指導要領」と言いますね。学習指導要領には、目的の他に目標内容が記されています。

小学部・中学部学習指導要領解説によると、

第1章 総 則

第1節 教育目標 

(中略)

3 小学部及び中学部を通じ,児童及び生徒の障害による学習上又は生活上の困難を改善・克服し自立を図るために必要な知識,技能,態度及び習慣を養うこと。

引用:特別支援学校教育要領・学習指導要領解説 総則編

と示されています。

「障害」「学習上又は生活上の困難」「自立」の3つに絞って、特別支援学校教員が何をするべきか説明します。

「障害」という文言が目標に示されているくらいなので、やはり障害に対する適切な支援をするべきです!特別支援学校の先生は障害に対応した関わり方授業の工夫をたくさん行います

「学習上又は生活上の困難」とは、障害がもとで起こり得る困難さのことです。障害自体を改善・克服することではありません。あくまで、障害がある前提でどのように支援できるか考えていきます💡

「自立」は、自分でできるようになることだけでなく、必要に応じて他人に助けを呼ぶことも含まれます。全て教員が先回りして支援を行うのではなく、子ども自身で行ってもらう場面を意図的に作る取り組みも大事!

「本格的に特別支援学校へ異動を考えている!」という方は、こちらの記事がおススメです😊

特別支援学校で早く帰るためのコツ3選!

定時退勤を目指す教員

特別支援学校に適性ありかも!

ぜひ、そう思われた方がいたら僕としても嬉しいです✨ぜひ、最後に早く帰るためのコツを3つお教えします😊

今回は、特別支援学校ならではのコツを紹介ですが、別記事でどの学校種でも応用できる定時退勤に向けた考え方やコツを紹介しています!

さて、特別支援学校で早く帰るためのコツとは?ずばり、こちらになります!

  • ティームティーチングをフルで生かす
  • 子どもの得意や好きなことを活動に取り入れる
  • 安全面だけとにかく気をつける

順番に見ていきましょう!

①ティームティーチングをフルで生かす

まずは、ティームティーチングをフルで生かしましょう!ティームティーチングはTT(以下TTと表します。)と略されることが多く、複数の教員で指導体制を組む考えのことです。

なぜTTが早く帰ることにつながるのか?

それは、1人あたりの持ち授業数を減らすことができるからです

特別支援学校では当たり前に行っていますが、要は、中学校でいう教科担任制を導入しています。

T1の先生は基本的に、授業計画から準備を行います。T2以下の先生は、個別に支援グッズを用意するものの、授業全体に関する準備は不要です💡

T1である担当教科の準備と当日の授業をしっかりと行えば、とりあえず支障なく事が進むワケ!ですから、担当間でしっかりと役割決めをして、責任もって行う体制を作ってしまえば、早く帰る一歩につながりますよ😊

②子どもの得意や好きなことを活動に取り入れる

次は、子どもの得意や好きなことを活動に取り入れることを意識しましょう!なぜなら、障がいに応じた指導にもつながるし、学習以外の問題行動を減らせるからです💡

学習以外の問題行動というと、例えば

・離席してしまう

・隣の子を叩いてしまう

・大声を出してしまう

・全く学習に取り組まない

などがあります。

これらの行動の背景には、指導と実態のミスマッチが考えられます。

問題行動を埋めるために費やす労力は結構大きく、放課後に話し合いや準備をすると定時退勤までの道が遠のいてしまいます。

そして解決の糸口になるのが、子どもの得意や好きなことを活動に取り入れることです💡結構効果ありで、集中力が10分程度続くこともあり得ます!

イット

一人ひとりに合わせて教材を作る中で、取り入れてみてはいかがでしょうか?

やり方としては、プリントを用意するときに好きなキャラクターを入れるのもアリ!

ネットで検索するとたくさんアイデアが出てきます!ぜひ、得意や好きなことを取り入れてみてくださいね😊

③安全面だけとにかく気をつける

最後は、安全面だけとにかく気をつけることを行いましょう!特別支援学校では子どもの動きを予測することが大事で、気を抜いていると思わぬ大きな怪我につながります💦

大怪我まではいかなくても、子ども同士のトラブルにつながることも多々・・・

怪我をしてしまったり、友達とトラブルがあったりすると、

・管理職へ状況報告

・保護者に電話掛け

・担当者同士で事故防止のための話し合い

・支援体制の見直し

費やす時間は1時間以上かかることがほとんどです💦

ですので、なるべく未然防止する意識をもって、子どもの支援にあたるとよいです!本当に!

イット

僕自身の経験からも強くおススメします!

特別支援学校に通う子どもたちは、障がい特性の影響でさまざまな行動をとるので、「何か起きる」と身構えた上で事前の対策を取るのがよいですね💡

まとめ~自分の適性に合った働き方を~

いかがでしたでしょうか?今回は、通常学校で働いている教員に向けて、特別支援学校教員は「定時で帰ること」が可能?というテーマでお話ししました😊

特別支援学校は、定時とまではいかないが、通常学校よりは早く帰れます✨ですが、自分の適性も考慮した上で、選ぶとよいでしょう💡

一人でも多くの先生が、自分に合った働き方ができるよう、この記事が参考になれば本当に嬉しいです!

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このブログでは、「仕事もプライベートも最大限に充実させる」ためのメソッドをたくさん発信しておりますので、よろしければこれからも見ていただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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