【特別支援学校教員が解説】特別支援学校の1日の流れを紹介!!

イット

みなさんこんにちは!イット@it_coach0412です!!

この記事を見ている方、こんな悩みはありませんか??

? 読者の悩み

・特別支援学校の1日の流れが気になる!
・特別支援学校へ異動したいが、どんな仕事なのか知りたい!
・特別支援教育にすごく興味があって、専門的な勉強をしたい!

今回は『気になる!他の人の働き方を見てみよう!』シリーズ第2弾ということで、小学校から特別支援学校に異動した私自身の体験談をもとに、『特別支援学校の1日の流れ』についてお話していきます

実際に特別支援学校で働いている私が、分かりやすく解説をしていきますよ!!

この記事を読むと・・・
  • 特別支援学校教員としての働き方が分かってくる
  • 特別支援学校の働き方の特徴が分かり、他の校種と比べることができる
  • 特別支援学校で働くために必要な準備やマインドが分かってくる

これらのメリットがあります!!ぜひ最後までご覧ください!!

私自身、現在は特別支援学校の小学部に所属しており、学級担任として多様な障がいがある児童の支援を行っています。専門的なお話もできます。

目次

特別支援学校での1日の流れを紹介!!

それでは、私の特別支援学校での1日の流れを時系列で紹介します!

  • 朝の流れ
  • 午前中の流れ
  • 午後流れ
  • 放課後の流れ

4つに分けて詳しくお話しをしていきますので、ぜひ最後までご覧ください!!

それでは見ていきましょう!!

朝の流れは?

時系列で詳しく見ていきますが、まずは朝についてです!!

イット

出勤~児童が登校するまでの流れですね!!

6:40
家を出発
7:00
学校到着

出席簿、行事黒板の確認

7:10
教室の環境整備
7:15
学部室で仕事

プリント作り、支援配置、指導案作りなど、主に思考系の仕事をする

8:00
クラスの副担任の先生と打ち合わせ

今日の時間割、支援配置や支援方針の確認、欠席児童関係など

8:15
学部朝会、ブロック・学年で打ち合わせ
8:30
児童登校、スクールバス迎え

という流れになっています。

私は、朝活をした後、出勤準備をして家を出発します!!学校までは、車で15分くらいかかっております。比較的6時台の通勤は、道がガラガラ!!

朝活に興味のある方は、以下のリンクから覗いてみてください!!

朝のポイントとしては、誰にも邪魔されずに自分の時間が取れるので、この時間で思考系の仕事をやってしまうことでしょうか。もちろん教室環境整備も欠かせませんが、なるべく朝の時間を活用して先々で必要な準備を行ってしまうのがGood!!

イット

朝の時間を有効活用しよう!!

また、今日の支援配置や支援の流れについては、TTを行っている関係で他の先生との連携がめちゃくちゃ大切になってきます!

紙に1日の流れを書き出し、『ここは〇〇先生にお願いしたい!』や『〇〇のように支援してほしい。』といった担任の意図を明確にするといいですね!!自分の意図を明確にして伝えておけば、周りの先生が意図を汲んでくれやすくなります。

そして、同じくクラスの打ち合わせや、学部朝会もとても大事!!この時間で、児童の欠席授業予定年休の先生の確認などを行います。とにかく朝から打ち合わせが多い傾向がありますが、十分に話しあっておくと、自然と安心して1日を迎えられます!!

イット

学部朝会は全体で話した後、ブロックや学年で打ち合わせをします!『よっしゃ、1日が始まる!』という気持ちになりますね!!

8:30に児童が登校します。私のクラスの児童は、ほとんどスクールバスなのでバス停留所まで迎えに行きます。

こんな感じで朝を過ごしております。

午前中の流れは?

次は、午前中の流れについて見ていきましょう。すでに児童が登校しているので、ここからが本番!!

8:40
朝の支度、ランニング、朝自習
9:20
朝の会
9:35
授業①

国語・算数になることが多め

10:15
休み時間、トイレ支援
10:25
授業②③

2コマ続きの生単や図工が多め

11:30
給食

手洗い指導、配膳、いただきます、摂食指導

12:30
給食の片付け、歯磨き

終わったらごちそうさまでした!!

という流れになっています。

特別支援学校では、さまざまな障がいがある児童がいるので、片付け着替えに支援を要することがあります。

イット

脳性まひのお子さんなどは、手足が思うように動かないことから、1
対1の支援が必要になってきます。

ランニングには、体力向上だけでなく気持ちを落ち着かせるというねらいもあるので特別支援学校では推奨されています!!

授業に関しては、早い時間帯に国語・算数を行うことが多いです。頭を働かせる活動が多いため、出来るだけ脳が元気なうちにやってしまおう!ってわけ。3・4時間目には、2コマ続きの教科が入ってきます。1日の中で主に取り組ませたい活動が、この時間に行われていくのです!!

特別支援学校では、トイレ支援を要する児童も在籍しています。おむつや紙パンツ、布パンツなど実態に応じてさまざまですが、自立できるように日々支援をしていくことが大事!定時排泄を行っている児童には、トイレに行くことを促します。言葉で伝えられない場合は、ジェスチャー絵カードを使って伝えさせる取り組みも行っています!

イット

細かい配慮が特別支援学校では必要になってきますね。

給食では、手洗いうがいをした後、みんなで1列に並んで給食を取りに行きます。私は、1列で並ぶといった規律も大事にしています!児童の安全確保や集団行動を身につけさせることは、今後生活する上で必要ですからね。

配食は先生で行っています。児童は席について静かに待ちます。

イット

感染症騒動が出てから、感染対策は徹底しないとなりませんね。結構気を遣います(笑)

午後の流れは?

さらに、午後の流れについて見ていきましょう。疲れも出てくるので、勝負の午後!!

12:55
掃除

教室や廊下掃除

13:05
昼休み

外に行く児童と室内で過ごす児童の看護を手分けする

13:25
教室に戻る、授業準備

手洗いやうがいを徹底

13:35
授業④

音楽や道徳が多い

14:15
下校準備、帰りの会

荷物整理、着替え、忘れものが無いか一緒に確認

14:50
下校指導

スクールバスや迎え、デイサービスなど引き渡し先の確認、安全確認

という流れになっています。

午後はなんといっても、トラブルが起きやすい時間帯です。気を張りすぎて疲れてしまったり、服薬している薬の効き目が薄れてきたりなどの要因はさまざまですが、注意して見守っていく必要があります。

その中でも、昼休みの看護には一工夫が必要でしょう!!安全を確保しつつ、児童たちがのびのびと遊べるように環境を整えていきます。外の遊具で遊ぶ児童や室内で遊ぶ児童と分かれるので、教員同士で支援配置を確認し直すことも忘れません。児童が安全に遊べるために、教員の目を隈なく行き届かせます!!

イット

実際、児童たちは仲良く遊んで過ごしています!!

午後の授業では、音楽や道徳といった活動が入ってきます。授業のコツとしては、考える活動時間を意図的に減らして、動きのある構成にすること!!なぜなら、疲れが出てくる時間帯なので、考える活動は効率が悪いし、集中力も落ちているからです。実際、音楽の授業でも、後半はダンスの活動を入れて、机にずっと座らせないようにしています!!

ここまでくれば、あとは帰りの支度帰りの会!!忘れ物は教員も確認するといいです!一緒に見て、『ちゃんと確認できたね。』などと声かけてあげましょう。下校については、児童の引き渡し先を間違えないように、教員同士で確認しあいましょう!!

イット

引き渡しを終えたときに、『とりあえず無事に終わった』と心がホッとします。

放課後の流れは?

15:00
下校

その後家庭に電話掛け

15:30
曜日によって職員会議、学部会、ブロック会、校内研修など

大体45分~1時間かける

15:30
(全体の集まりない日)クラス打ち合わせ

今日の反省、明日の支援方針や授業準備の相談など

16:20
事務処理

事務の先生や部主事、養護教諭、管理職へ提出物を渡す

17:00
授業準備や教材研究

自分の担当している教科やクラスの児童への準備物

18:00
退勤!お疲れ様でした。

日によっては19時超えも・・・

という流れになっています。

基本的に下校後は、緊急度と重要度の高い仕事を優先的に行います。例えば、家庭への電話連絡は学校で怪我をしたときなどに行うのですが、早ければ早いほど好印象!!

イット

『ささいなことでもちゃんと連絡をしてくれる先生』と思ってもらうことが、いい関係を作る上でかなり大切ですね。

緊急度と重要度の関係性については、以下を参考にしてください!!

【画像】緊急度と重要度の関係性

打ち合わせもなるべく早い時間に行っていきます。特別支援学校では、他の校種と比べて会議がかなり多い傾向でしょうか。職員全体で集まる職員会議、学部全体での学部会、ブロック会、学年会、、などが挙げられますが、これらも優先的に行っていきます。その他にも職員研修があります。私は今年中堅教員研修の対象なので、校内研修がかなり多め、、!!

これらが一段落したら、クラスでの打ち合わせを行います。必要に応じて支援グッズや教材を作っていきます。たくさん会議があって大変なのですが、結局TTを組んでいる以上、細やかな段取りは欠かせないのです。

イット

見直してみると、かなりのボリューム!

これらを終えてから、自分の仕事や校務分掌の仕事をしていきます!

まずは、事務処理をおこないます!!私は、エクセルに提出状況を転記することで漏れを防止!急ぎの書類はなるべく早めに事務の先生に渡さなければ迷惑がかかるので、優先して行うのがベストでしょう!

ここからは時期によりますが、担当する授業準備をおこなったり、校務分掌の仕事をしたりします!!

イット

感覚としては、他の校種と比べて授業準備は少ないですね!!なぜなら、教科をブロックの先生で分担して準備をおこなっているので、担当する教科が限られるのです。

自分の担当する教科では、指導案をその都度作って先生方に見せるので、1つの教科を深く準備する感覚でしょうか。クラスや校務分掌の仕事も終えると、18時に退勤できます!!

まとめ:日中は目が離せないけれど、教員が多いから放課後仕事を分担できる!

今回は、特別支援学校の1日の流れを

  • 朝の流れ
  • 午前中の流れ
  • 午後流れ
  • 放課後の流れ

の4つに分けて、ご紹介しました。

見ていただくとお分かりかと思いますが、子どもがいる日中は適宜支援が必要です。気を抜くとあわや大惨事、、ということにもなりかねません!!

しかし、教員数が多いことから仕事を分担しやすいと言えるでしょう!教科の仕事も大体2人以上は割り振りされますし、クラスも2〜3人の先生で構成されていますからね!

ぜひ、特別支援学校で働いてみたいと考える方の後押しができれば嬉しいです!!

僕が運営するオンラインコミュニティ『Lifeffull-ライフル-』では、人生をテーマにやりたいことを実現させて、人生を充実させる活動を行っています。興味がある方、無料で入会することができます。

このブログでは、『仕事もプライベートも最大限に充実させる』ためのメソッドをたくさん発信しておりますので、よろしければこれからも見ていただけると嬉しいです。

最後まで見ていただき、本当にありがとうございました。

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