みなさんこんにちは!イット@it_coach0412です!!
この記事を見てくださっている方で、こんな悩みはありませんか??
・うちの子が「学校に行きたくない」と言っている
・うちの子が家を出発するときに暗い表情をする
・最近、泣いて帰ってくるようになった
子どもをもつ保護者としては、どうしてよいか不安になってしまいますよね。
今回は、小学生の子どもをもつ保護者に向けて、子どもが「学校に行きたくない」と言ったときにどうすればよいかについてお話しをしていきます!
- 子どもが悩んでいることが色々な視点で理解できる!
- どのように声をかけてよいか分かる!!
- 保護者の方の悩みが少しでもスッキリする!!!
私が過去に担任をしたクラスで、不登校の子どもがいて、電話連絡や家庭訪問などでつながりを絶たないように支援してきました。その当時、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーといった専門員の方と密にやり取りをしていたのもあり、対応の仕方を学ぶことができました。悩んでいる保護者の方に向けて、少しでも参考になれば嬉しいです!
それでは、見ていきましょう!!
休むことを悪いことや甘えと思ってしまいませんか?
一度休ませると、休みが長引きそうで心配・・・
頑張って学校に行ってほしいな・・・
子どもが休みたいと言ったとき、こう思ってしまいませんか?
実際に登校渋りのある子どもの保護者とお話しをした際に、「今は休ませないとならないなとは分かっているのですが、学校にいつ行けるようになるか不安です。」とおっしゃっていたのを鮮明に覚えています。
さて、休むことについてですが、悪いことや甘えなと認識するのではなく、何かしらのSOSを発信していると捉えるといいですね。
SOS発信は大人側が思っているよりも深刻な場合があり、まずは子どもの主張を十分に聞いてあげることが大事!
保護者の方のお考えやご意向もありますが、訴えを言い出したときから大人側の解釈で「そんなの甘えだ」「そんなこと言ってないで、学校に行きなさい」などと言ってしまうと、子どもの心の行き場が無くなるので、ぜひ保護者は子どもの味方になってあげてください!!
どんなときももっておくとよい2つの心構え
うちの子が学校を行き渋り始めたらどうしよう・・・
こんな不安をもつ保護者の方もすごく多いでしょう。
ここからは、万が一自分の子どもが「学校に行きたくない」と言ったときどうすればよいかをお話しします!!
子どもの訴えをよく聞く
まずは子どもの話をよく聞きましょう。子どもが学校に行きたくないという訴えには理由があります。会話の中から、原因を探るとよいですね。
令和2年度不登校児童生徒の実態調査 結果の概要によると、学校に行きづらいと感じ始めたきっかけが以下のようにまとめられています。
調査結果のポイント
1 不登校児童生徒の個々の状況
「最初に学校に行きづらいと感じ始めたきっかけ」(複数回答)は「先生のこと」(小学生30%、中学生28%)、「身体の不調」(小学生27%、中学生33%)、「生活リズムの乱れ」(小学生26%、中学生26%)、「友達のこと」(小学生25%、中学生26%)など、特定のきっかけに偏らず、そのきっかけは多岐にわたる結果となった。※一部抜粋
文部科学省/令和2年度不登校児童生徒の実態調査 結果の概要
さらに、最初に行きづらいと感じたきっかけについて、「きっかけが何か自分でもよくわからない」の回答割合も2割強もありました。
子ども自身が、何がどのように引っかかっているかをうまく捉えられていないかもしれないので、寄り添いながら、どんなことに悩んでいるのかを気づかせていくとお互いに安心ですね。
子どもにとって、保護者の方が1番の心の拠り所になると思いますので、味方であり続けるのが大事になってきます。保護者自身も葛藤があると思いますが、ゆっくり焦らず向き合っていくとよいでしょう。
学校を頼る
さらに、学校を頼ってください。なぜならば、保護者の方が不安の全てを抱え込んでしまうと、余裕が無くなってしまい、つい子どもに強い口調になるなどの「言動」「態度」として出てしまうかもしれないからです。
保護者の方が焦ってしまい、子どもとの関係が崩れてしまうパターンも見てきました。
担任の立場としても、何かできることはないかと模索しています。実質、子どもと直接コンタクトが取れるのは保護者なので、保護者のご協力が必要になってきますが、できることは尽くしたいと感じる教員がほとんどです。
私が実際に行ってきた支援は、
- オンラインで授業に参加してもらう
- 放課後に1時間だけ登校して、体育館で運動をする
- 家庭訪問を週1回行う
- 交換ノートでやり取りをする
- 定期的な家庭連絡
- スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーと面談の機会を設ける
などです。
保護者自身が子どもの悩みを抱え込まないためにも、ぜひ学校に相談をしてほしいです。学校には担任だけでなく、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの専門員も活用できるので、幅を広げてつながりをもつといいです。
子どもが「学校に行きたくない」と言う4つのパターンとは?
もし、ご自身のお子様が「学校に行きたくない」と言ったときに、保護者の方はこんなことを思うのではないでしょうか?
どうして学校に行きたくないのかな?
行きたくない原因が気になりますよね。しかし、子どもにストレートに聞いてもうまく伝えてくれないことがたくさんあります。
低学年のお子様でしたら、上手に伝える力がまだ身についてないことや、逆に中学年・高学年のお子様ですと、親に言ったら恥ずかしいという気持ちがあって伝えられないといったことが考えられます。
逆に、大人側がどんなことで悩んでいるのかを想像して、ベストな関わり方ができると、子どもも安心します!
ここからは、子どもが「学校に行きたくない」と言う4つのパターンを解説していきます。
先生が怖い
担任の先生が厳しく指導をしたり、口調が荒かったりすることが続いている場合、子どもが「学校に行きたくない」と言うパターンがあります。
よい学級の土台となる要素で1番大切なのは、安全な場所であることです。安全な場所というのは、友達と気軽に話せたり、のびのびと生活ができたりする環境であります。
安全な場所を作り上げるかどうかは、担任の先生の指導力や人柄が大きく左右されます。先生がいつも厳しく指導をしている環境だと、子どもたちは委縮してしまい、知らないうちにストレスを溜める傾向があります。
大人の世界でもこのようなことが想像できます。会社勤めをしていて、上司が同僚に厳しく怒鳴られているのを見ると、嫌な気持ちになりませんか?決して自分が怒られていなくても、「いつも厳しくするのはどうなの?」「かわいそう・・・」という気持ちが湧いてくると思います。子どもは大人よりも繊細であり、ストレスへの耐性もまだまだ未熟ですから、担任の先生の指導がいつも厳しいと行き渋りが出てくるのです。
このパターンに見られる子どものサインとしては、「先生が・・・」という子どものつぶやきです。対応としては、まずは子どもの訴えを受け止めてください。そして、連絡帳などで「子どもが学校に行きたくない。」と言っていることを伝えて、保護者の方と担任の先生が電話連絡や面談で話をすることが解決の糸口になります。
このパターンだと、同じような悩みをもっている子どもや保護者の方もいると思うので、ぜひ勇気を出してくれると嬉しいです。
友達と何かトラブルがあった
友達とトラブルがあったパターンも多いでしょう。主な悩みとしては2つあり、まずは友達の何気ない一言や言動が心の中に引っかかっている場合です。この場合は、学校で十分に解決しないまま下校させてしまっていることが多いので、担任の先生に電話で「〇〇くんと何かトラブルがあったようで、まだ納得していないそうなんです。」と連絡するとよいでしょう。単発的なトラブルでしたら、翌日学校で先生が立ち合って、解決することがほとんどです。
ちゃんと解決されれば、普段通り学校へ行けるようになります。
問題はもう1つの悩み。それは、嫌がらせやいじめ問題です。これに関しては、本人がかなり心の傷を負っている場合があるので、心のケアが最優先になります。保護者の方は、お子様の言い分をメモ帳などにメモしておき、学校に連絡をして対応してもらうのがよいでしょう。相手の言い分もあると思うので、どういう経緯ですれ違ってしまい、深刻な問題になってしまっているのかを時系列で把握していくのがおススメです。
保護者の方自身が、学校に対する不安感や不満が出てくるのは仕方ないことです。しかし、一番はお子様が傷ついているので、安心して学校生活を送れるために、学校と十分に話し合って解決していくというスタンスで臨んでいただけると嬉しいです。
勉強が分からない
学校の勉強が分からないというのも原因だったりします。学校生活のほとんどは授業で成り立っています。通常学級ですと30~40人近くの子どもたちが一斉に授業を受けていて、分からないところがあっても、時間と人数の関係で授業がどんどん進んでいくことがたくさんあります。そのような状況に居続けることは、「ぼくはどうせできないんだ」と劣等感が大きくなってしまう子どももいるでしょう。
高学年になると教科も勉強量が多くなり、一生懸命やっているのに勉強についていけないという子どもが多いです。
教師側の立場だと、「〇〇くんの勉強をフォローしたいけど、全体の授業も進めないとならないし、人手も自分しかいないし・・・」という悩みをもっている先生が多いです。実際、私が初任のときに悩んでいたことです。要するに、「分かっているけどフォローしきれない」というジレンマが学校現場ではあります。授業ではフォローできないときは、休み時間や朝自習を使ってプリント学習を行うことや、ご家庭の協力を得て宿題にしていました。
勉強が分からないというパターンでは、「うちの子は勉強についていけてるのかな」と不安に感じるでしょう。ぜひ学校に連絡をして、個別でサポートが可能かどうかをお願いしてみてください。悩みは何でも相談することがベスト!場合によっては、保護者の方のご協力をいただいて家庭学習をしていただくこともあるかと思いますが、きっと学校でも最善を尽くしてくれます。
なんとなくやる気が起きない
最後は、なんとなくやる気が起きず、休みたいと言うパターンです。実は、このパターンの解釈や対応が一番難しいと言えます。
捉え方によっては、「甘え」や「逃げ」だと感じてしまうので、大人側がどう向き合うかが重要ですね。
私が思うに、やる気が起きないというのは、いわゆるエネルギー不足を起こしていると捉えます。その背景を見るときに、「子どもは望んでいないことを無意識的にやらされているのではないか?」を意識していくとよいです。
特に6月や11月など、学期が始まって2ヶ月くらいすると新学期で満タンだったやる気が徐々に減ってきて、やる気0ゼロ的な状態になってしまいます。
季節の変わり目という変化もありますし、変化に適応できず気持ちが後ろ向きになる傾向もありますからね・・・
そうであれば、今現在ご自身のお子様が「心から楽しいと思えること」をどんどん行わせるべきです。そして、学校の勉強は、心から楽しいと思えることを「もっと楽しくするために行っていくのだ」と意識づけさせていきます。
例えば、バスケが好きな子どもだったら・・・
- 中休みは、バスケをしてバスケをしたい欲を満たす!
- 体育は、バスケで走れる体を作るために体力をつける!
- 国語は、バスケのチーム力を高めるために話し合い活動を行う!
- 給食は、バスケで強靭な体を作るために栄養のあるものを食べる!
などと学校の勉強と結びつけることができます。
大事なのは、「勉強をするのは当たり前」を子どもたちに教え込むのではなく、子どもたちが人生と勉強を関連付けて、取捨選択していけるように導くこと!!
保護者の方だけでなく、学校の先生にも、もってもらいたい視点です!!
その結果、学校でやりたいことが子どもたちの中に生まれて、「学校へ行ってみよう→→学校へ行きたい!!」に変わっていくでしょう。
まとめ~子どもに寄り添いの心を!~
いかがでしたでしょうか?
今回は、小学生のお子様が「学校に行きたくない」と言ったらどうすればよいか?を解説しました。
子どもは大人が思っている以上に、悩みを抱えている可能性があるので、普段から「寄り添ってあげる」のがストレスを溜めない秘訣になります!
普段の会話に耳を傾けることが大切ですね。
ぜひ、お子様の行き渋りでお悩みの方が、少しでもスッキリすれば嬉しいです😊
僕が運営するオンラインコミュニティ『Lifeffull-ライフル-』では、人生をテーマにやりたいことを実現させて、人生を充実させる活動を行っています。興味がある方、無料で入会することができます。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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