【学生向け】小学校教員のやりがいって?大変なことは?【体験談】

みなさんこんにちは!イット@it_coach0412です!!

この記事を見てくださっている方で、こんな悩みはありませんか??

? 読者の悩み

・これから小学校の先生になるのに不安がある
・小学校の先生ってどんな仕事をしているの?
・やりがいは?大変なことも知っておきたい!

7~8月に教員採用試験があった自治体が多く、大学4年生の学生さんはようやくひと段落でしょうか。ぜひ、余裕のある今の時期にみておきたい内容に仕上げました🍀

今回は、これから先生になる学生さん向けに、『小学校教員のやりがいって?大変なことは?』というテーマでお話ししていきます✨

体験談をもとにお話をするので、具体例多めで語っていきます!

この記事を読むと・・・
  • 先生の働き方がイメージできる!
  • 小学校教員の仕事内容が分かる!!
  • やりがいや大変なことを知って、しっかり準備ができる!!!

僕自身は、小学校教員として3年間働きましたので、働きながら感じてたことや大学生のうちにやっておけばよかったことをたくさんお伝えすることができます😊

それでは、見ていきましょう!!

小学校教員の仕事内容を見てみよう!

小学校の先生の働き方がいまいちイメージできない・・・

みなさんにざっくりと知っていただくために、まずは小学校教員の仕事内容について見ていきましょう!子どもが学校にいる時間、大きく分けて「教科指導」「生活指導」の2つが先生たちの業務の大半だと言えます✨

まず「教科指導」とは、教科の学習指導のことであります。例えば、国語、算数、理科、社会・・・といった時間。この時間は、子どもたちの「学力形成・向上」のために設定されていますね。

特徴としては、低学年の先生と高学年の先生で担当する教科数が変わってきます💡低学年担当になると、国語と算数が1日の大半を占めるので、比較的教材研究の範囲は狭いです。しかし、低学年の子どもたちは言葉の概念がまだ未発達なので、教材づくりや授業構成に工夫が必要です🍀

高学年担当になると、教科数が増えてくるので教材研究の範囲がより広くなります。よって、それぞれの教科の特性を理解し、まんべんなく準備をする力量が大きく関わってきます💡ですが、最近では「教科担任制の導入」「専科」の先生が配置されるようになってきて、担任の先生への負担が減りつつあります✨

教科担任制:教科ごとに担当の先生を決めて、学年やブロック全ての担当した教科の授業を行うこと。基本的に、授業準備から評価まで一貫して行う。

専科:1教科の専門的指導を受け持つシステム。「音楽専科」「理科専科」という言い方をする。非常勤講師が専科の先生を担うことが多い。

次に「生活指導」についてです。生活指導とは、教科等外で行われる指導のことで、生活全般に関して必要な資質を養っていきます。例えば、朝の時間や給食の時間、休み時間の過ごし方や掃除、帰りの会などですね!

授業以外のいわゆる「スキマの時間」と呼ばれる時間は、実は重要な役割を担います💡なぜなら、学級経営と密接に関わってくる部分になるからです!授業はある程度、教科書の流れに沿って進めることができますが、生活指導については教科書がありません!!つまり、学級担任の意図や思いをもとに指導をすすめていくことになります✨

学級経営:学級を教育の目的に沿って運営していくことや方針

生活指導を円滑に行う上で必要なことの一つとして、教室環境の整備に関する仕事です。例えば、給食当番や掃除当番の表は、「子どもたちが自分たちで確認して配膳や清掃に取り組むことができる」ための準備ですね💡先生の言葉かけも大事ですが、子どもたちが自ら考え、自ら動くといった「自立的な行動」を促すための準備は、大切な仕事の一つと言えるでしょう😊

小学校教員のやりがい3選

それでは、いよいよ小学校教員のやりがいについてお話していきます✨今回は3つピックアップさせていただきました。

子どもたちの成長を肌で感じることができる

1つ目は、子どもたちの成長を肌で感じられることができるということです。これは、小学校で働いている人にしか味わえない感覚でしょう。なぜ、他の職種と比べてこう言えるかは、1日の大半を一緒に過ごすという「圧倒的な時間の多さ」があるからです💡

子どもたちは日々成長しています。目に見えて成長を感じる場面もありますが、そうでない場面もあります。最前線で30人以上の子どもたちと毎日過ごしていると、全員に目が行き届かないことがあります💦

ある日の放課後、算数のノートチェックをしていたら、いつも計算ミスにつまづく子どもがいることに気づきました。机間指導でも気になっていた子でしたが、そのときはフォローできず、放課後になってようやく事の重大さに気づいたのでした。

「一問でも自分の力で解かせたい。」

そう思ってノートに赤ペンでアドバイスを書いたり、ドリルの問題数を減らして、解ける問題を重点的に提示してきました。

そして徐々にですが、その子なりに計算力が身についてきました。

その頑張りを担任として近い距離で見守れたのは、本当に嬉しいことでした😊改めて、子どもたちは日々成長していると気づけた瞬間でしたね✨

他の子どもと比べると、まだまだな部分はあると思うのですが、別に他の子どもと比べる必要はないと思います💡小学校のよさは、「色々な子どもたちがいて、お互いに頑張りを受け入れあい、支えあう練習ができること」と思っているので、苦手な子どもには得意な子どもがフォローできるシステムを作ればよいのです🍀

数少ないファンが僕を救ってくれた

2つ目は、数少ないファンが僕を救ってくれたということです。頭の中に「?」が浮かびましたよね(笑)これは僕の初任時代、めちゃくちゃだったエピソードをもとにお話しています💦

大学を卒業して講師を経ずに小学校教員になった僕は、4年生を担任させてもらいました。夢と希望をもち、多少の不安はありながら迎えた4月。(今思えば本当に痛々しいですが、)黄金の3日間もよく分からない若僧が、現場に飛び込んだわけです。案の定、うまく学級を作れませんでした。理想と現実のギャップに苦しみ、他のクラスと比べては落ち込み、「自分は全然だめだ・・・」と何度も思っていました。

しかし、そんな状況でも「先生、いつも頑張っているよ。」と励ましてくれる男の子がいました。

僕は「その子のために自分はここで辞めちゃいけない!」と奮い立たせました。

よく人間関係には「2:6:2の法則」があると聞きます💡人間関係には傾向があって、「自分がどう頑張っても嫌われる人が2割、努力次第で好きになってくれる人が6割、ありのままの自分を好きになってくれる人が2割」存在することを表しています!

まさに、この男の子は「ありのままの自分を好きになってくれる人」でした✨加えて、保護者の方々は、当時の僕のことを本当に寛容に見てくださっていました。色々と思うことはあったかと思います。しかし、言葉を選んでくださり、学級がよくなることを願って協力してくださったことを鮮明に覚えています。本当に心から感謝しております😊

毎日がうまくいくとは限りません。ですが、もし学級がうまくいかなくても、あなたには数少ないファンが必ず現れてくれます🍀僕は、1人でもいてくれたおかげで頑張れましたし、今思い返すと「やりがい」になっていました。

喜怒哀楽を共にすることができる

最後は、喜怒哀楽を共にすることができるということです。小学校の先生を続けていると、日々たくさんの発見があります💡子どもにとって、毎時間行われる授業はとても新鮮で、新たなことを知ったときの子どもの嬉しそうな表情は、僕らにとってのモチベーションになります✨

初任の頃に印象に残っていた出来事に、転校生へのお別れ会というイベントがあります。年度途中、転校をしてしまう男の子がいて、「思い出になる時間を作りたい」と思い、急きょ5時間目にお別れ会を設定したのをよく覚えています💡

そのときの子どもたちの表情は、生き生きとしていて、みんなが転校する男の子のために歌を歌ったり、黒板にメッセージを書いたりしてくれました✨クラスの思いやりに、転校生の男の子は嬉し泣きをしてくれて、みんなももらい泣きをしていました。

僕も嬉しくて、もらい泣きしました(泣)

子どもたちには不思議な力があります。子どもたちが喜べば僕らも喜ぶ、泣けば僕らも悲しむ、怒っていれば気が高まる・・・まさに鏡のような存在と言えるでしょう。

現場で働くと、喜怒哀楽に振り回されることもありますが、一緒に共有体験ができるというのは小学校の先生ならではのやりがいです!!

小学校教員の大変なこと3選【対策あり!】

さて、ここまでは「やりがい」という華々しいお話でした。ここまで聞いた方はこんなことを思いませんか?

大変なこともきっとあるんじゃない?

実際、コインの裏表のように、良い面もあれば悪い面も存在します💦しかし、大変なことについては「対策」を立てれば、コインをひっくり返すことが可能です✨

ぜひ、大変なことと対策についてセットで見ていきましょう!!

ここからは、小学校教員の大変なことを対策込みで3つご紹介させていただきます!!

他の校種と比べて担当する教科数が多い

まずは、他の校種と比べて担当する教科数が多いということです。小学校教員は基本的に自分のクラスの授業を全て受け持ちます。一方、僕が現在働いている特別支援学校では、学年やブロックで教科を分担しているので、受け持つ教科は多くても3つくらいです💡

教科数が多いと、放課後の授業準備に時間がかかってきます💦慣れないうちはかなり負担になってくるので、先輩の先生に聞いたり、プリント集をあらかじめ確認しておくとよいでしょう。

また、準備だけでなく評価の仕事も増えてきます💦例えば、プリントの丸付けやノートチェックといった日常的なもの。できれば授業内で完結させたいですが、僕が初任の頃は放課後に回してしまうことが多かったです。さらに、カラーテストの採点処理や学期末の成績処理といった仕事も、教科数が増えるごとに負担になってきます。

現在は働き方改革が進んできて、2学期制が採用される学校も増えてきましたね!

対策としては、

  • 複数クラスであれば、学年で「教科担任制」を提案する
  • 単元のまとまりごとに教材研究をする
  • 授業展開の型を早いうちに決めてしまう
  • ICTを使った日常の成績処理を導入する
  • 子どもが丸付けられることは本人や子ども同士で行わせる

これらを行って、対策していきましょう!!

安全面や心理面のフォローに気を配らなければならない

次に、安全面や心理面のフォローに気を配らなければならないということです。小学生は学齢期と呼ばれ、徐々に自分と自分以外の世界を区別して物事を理解できるようになり始めます💡しかし小学生低学年の段階では、幼児期と学齢期の間に位置する子どももたくさんいます。彼ら彼女らは、自然や周りの物事に強い興味をもっているが、自分を上手にコントロールする力が備わっていない可能性があります💦

そういった場合、周りの障害物に気づけずぶつかって怪我をしたり、友達と遊んでいても周囲のものに気をとられ、「あわや大惨事・・・」という出来事が起こりやすくなります💡そういった意味では、特に低学年の子どもを受け持ったら「安全面」に気を配らなければなりません。

さらに「心理面」についても配慮が必要になってきます。どのブロックでも配慮が必要になってくるのですが、子どもの有能感が高まるようなフォローが必要になってきます。

有能感:自分を他の人と比べずに、肯定することができ、ありのままを受け入れることができる心の働きのこと

なので、子どもの小さな変化に目を配らなければ、僕ら教師は気づくことができないので、どんどん劣等感を抱きやすくなってしまいます。ひどくなると、授業に無関心になってきたり、不登校になってしまったりというリスクもあるので、しっかり見てあげたいところですね💦

対策としては、

  • 危険が想定される場面を把握して、先生が居合わせるようにする
  • 休み時間は子どもの様子を見守る
  • 生活指導のスキマ時間で、子どもの様子を観察する
  • 肯定的な言葉かけを心がける
  • 個性を受け入れあえる学級の雰囲気を作る

これらを行うとよいでしょう!!

残業が多い

最後は、残業が多いということです。現在、特別支援学校で働いていますが、小学校勤務時代の方が学校に残っていた時間は多かったです💡

僕の場合、小学校勤務時代は年数を追うごとに、残業時間が増えていきました!

なぜ、小学校の先生は「残業が多くなる」のかは、先ほど挙げた「教科数の多さ」「1クラスあたりの子どもの数」が関係してきます!教科数が多いと、どうしても教材研究に時間がかかりますし、子どもの数が多いと事務処理や電話対応の数も多くなってきます。

また、放課後は学級以外の仕事も入り込んでいることも知っておくとよいでしょう!例えば、職員会議や校内研修などの「学校全体での仕事」や、学年会や行事の打ち合わせといった「担当者間での仕事」も定期的に入ってきます。慣れると上手に時間配分が可能ですが、最初のうちは振り回されてしまいがちです。

月ごとによっても残業時間に差があるのも小学校での働き方の特徴と言えます💡特に年度初めの4~5月の残業時間は異常なものでした💦

大体、1日あたり5時間超の残業でしたから結構きつかったです。

年度初めはまだ学級がスタートアップなわけで、クラス作りの下準備に力を入れたい思いが残業時間として現れてきました💦また、学期終わりは「成績処理」が多忙を極めるので、残業時間が多くなる傾向があります。

対策としては、

  • 自分が集中して仕事できる環境を作る(「朝早く来て仕事をする」など)
  • スケジュール表を作る
  • 子どもにできること子どもにやってもらう(掲示物の貼りかえや丸付けなど)
  • 1から教材を作らないで、まずは先輩の先生に聞いて教材をもらう
  • 退勤時間を周りに宣言する

これらを行うとよいでしょう!!

まとめ~何でも挑戦してみるといい!~

今回は、これから先生になる学生さん向けに、『小学校教員のやりがいって?大変なことは?』というテーマでお話ししてきました🍀体験談が多めだったので、少しでもイメージがつかめればよかったです✨

最後に、未来ある学生さんに伝えたいことは、「何でも挑戦してみるといい!」ということです!!僕としては、小学校教員を目指す学生さんが見ていただいているので、夢や希望をもって教職の道に進んでもらいたいと思っていますが、不安な部分もありますよね。

僕も「先生としてやっていけるのかな・・・」と不安でしたからね。

でも、やってみないと分からないことって、世の中にたくさんあります💡まさに、『百聞は一見にしかず』ならぬ『百見は一(経)験にしかず』です!!ちょっと無理のある言い回しになってしまいました(笑)とにかく、やってみることがいいのではないでしょうか🍀

やってみて自分に合わないと感じたら、やり直せばいいのです✨積み上げてきたキャリアは、絶対無駄にはなりません!!

ぜひ、小学校の教員に魅力を感じ、一人でも多く挑戦できるような後押しになれば嬉しいです😊

僕が運営するオンラインコミュニティ『Lifeffull-ライフル-』では、人生をテーマにやりたいことを実現させて、人生を充実させる活動を行っています。興味がある方、無料で入会することができます。

このブログでは、「仕事もプライベートも最大限に充実させる」ためのメソッドをたくさん発信しておりますので、よろしければこれからも見ていただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

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