みなさんこんにちは!イット@it_coach0412です!!
この記事を見てくださっている方で、こんな悩みはありませんか??
・仲のいい友達に嫌われたくない
・自分の言いたいことを言ったら、関係が悪くなるかな
・友達との付き合いを大事にしたい
私も、年齢が20代後半になってきたので、この歳まで付き合いがある友達とのつながりは大切にしたいと思っています。ですが、『これ言ったら嫌われるかな』なんて躊躇してしまうこともたくさんあります💦
今回は、『友達に嫌われたくない人の心理とは?』というテーマで、人間関係の悩みと解決方法についてお話ししていきます!
- 嫌われたくない自分を分析することができる!
- 友達と関わるときにストレスを感じなくなる!!
- 心がめちゃくちゃスッキリする!!!
今回記事を書くにあたり、岸見一郎さん、古賀史健さんの「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」という著書を参考にさせていただきました!
アドラー心理学は目的論を基礎にしていて、未来志向的な視点がめちゃくちゃハマりました!
それでは、見ていきましょう!!
嫌われたくないという心理に影響するものとは?
まず、嫌われたくないと思ってしまう心理はその人の「考え方」や「思考パターン」が大きく影響すると考えます!なぜなら、同じ事実だとしても人によって気分が大きく変わるということは大いに起こり得るからです💡
例えば、テストであなたが100点をとったとします。『100点を取った』という事実は同じでも、以下のように捉え方が変わってきます。
- たくさん勉強して100点をとれたから、嬉しい
- 親に100点をとらないと叱られるから、安心した
- いつも100点をとるのが当たり前だから、あまり何も思わない
このように捉え方や思考パターンによって、気分は人によってさまざまなのです!
私は100点をとって嬉しいと感じるタイプです(笑)
このあとの話を進めていく中で、前提として『考え方や思考パターンが嫌われたくないという心理に影響する』ということを知っておいてください😊
嫌われたくないと考える人の特徴
では、嫌われたくないと考える人の特徴とは何か?
先ほど言った「考え方」や「思考パターン」を中心的に話していきます!
2つの特徴があり、それは
- ネガティブ思考
- 完璧主義思考
になります!
しかし、人の捉え方は「変えられるもの」なので、『僕はダメなんだ』などと思わず、『こんな傾向が自分にもあるんだな。』と楽観的に見ていってほしいです!
ネガティブ思考
1つ目は、ネガティブ思考があると人に嫌われたくないという心理が働きやすくなります💡これは、ある意味、自己防衛をするが故に言いたいことを言えない(正確にはあえて言わない?)状態になっているからです!
あなたが仕事で何かミスをしてしまったときに、こう思いませんか?
・上司に絶対怒られるだろうな・・・
・嫌われたらどうしよう・・・
・言うのが嫌だな・・・
私も後ろめたい感情がたくさん出てきます(笑)ですが、ミスをしてしまったことを報告せずにいると、さらに大きなトラブルに発展してしまうことが多々ありますね。それでも、報告する前にはネガティブな感情が出てくるものです。
ここで大事なのは、過去のトラウマ経験や失敗経験が大きい人ほど、ネガティブな感情が起こりやすいということです!先ほどの例で話を進めましょう。ミスをしたことを上司に報告した結果、
この2つの経験があったとします。
前者の場合は、大きいトラウマ経験になりやすいですよね。『ミスを報告したら怒られた』という結果なので、仮に次回ミスをしたときに考え方はどうなっているか・・・ずばり、『報告すると怒られるから、嫌だ。言いたくない。』というネガティブな思考になります。大きい失敗経験があると、さらにネガティブ思考になり、言いたいことが言えない状態を強めてしまいます。
逆に後者の場合はどうか?『ミスをしたけれど、正直に報告したことを褒められた。』という成功体験があるので、次回、もしミスをしてしまったときは『正直に報告しよう』という行動を選択しやすくなります。こちらの方が安心感も感じやすく、過ごしやすいと言えるでしょう✨
完璧主義思考
2つ目は、完璧主義思考があると人から嫌われたくないという心理が働きやすいと言えます。理由はシンプルで、理想とする自分が高く、ときに理想まで達しないときに自分を隠そうとしてしまう傾向があるからです。
実は、私も完璧主義の考えをもっています💦体験談としてお話しすると『仕事を自分の決めたレベルまでやり切らないといけない』的な傾向がありました。
正直、今も少しありますね・・・
当然、教員という仕事は全てを100点に仕上げるのは不可能なのですが、100点を求めるが故にできなかった自分を否定的に捉えてしまっていました。
先ほどのネガティブ思考ともつながりますかね(笑)
例えば、授業の準備をしているときに、あれもこれもやらせたくて準備リストを作ってみたものの『時間が足らない』状態になってしまい、『なんでできなかったんだろう・・・』と思ってしまいました。そして、同時に感じたのは『できない自分は周りの人に伝えられることなんてない』という無力感から来る逃避でした。
今でこそ無くなってきましたが、理想が高すぎると自分に自信がもてず、内向的な考えになってしまうのだなと改めて感じました💡その当時『そんなことないよ!』『十分頑張っているし、イットくんが伝えられることあるよ!』とありがたい言葉を掛けてもらえたのですが、心に響かないという感覚だったのをすごく覚えています。
ここから言えるのは、完璧主義は理想に達しない自分に無力感を感じてしまいやすく、自分を隠してしまう傾向があることです。しかし同時に言えるのは、周囲から見るとめちゃくちゃ努力しているし、「実際に結果も出している苦労人」という事実!もし『私もそうかな・・・』と感じた方は、大丈夫です。本当に、本当に、一生懸命やってますから、肩の力を抜いてくださいね✨
思っていることを言えない自分を「善悪」で決めてはいけない
余談ですが、思っていることを言えない自分を「いいか悪いか」で判断はしない方がいいです。そもそも、言う言わないに関しては人によって善悪の価値基準が異なってきます💡
言いたいことを言っている人は『包み隠さず言って素晴らしい』とプラスに捉えるか、『友達といえどかわいそうだよ』とマイナスに捉えるかは、人それぞれなのです。
実際に友達と話している場面を思い浮かべてください。例えば、仕事で人間関係の悩みがある友達に対して、あなたは話を聞いています。友達の話を聞く限り、『それは友達の考え方が偏っていたり、癖があるな』と感じたとします。この場面で、あなたは『それは違うよ。』と言うか、それとも『言わないでおこう。』と選択するかどうか。
言ってあげた方が本人のためになるしな
と思って言うか、
どうだろうな・・・友達のことも大切にしたいし
言ったら関係が壊れてしまうな・・・
と思って言わないでおくか、
ここから導き出されることは、
- 思っていることを言うか言わないかは、相手のことを思いやって出した結論であること
- 相手を思いやる気持ちは善悪という規準で測れない
- 相手を思いやるプロセスこそ価値があり、大切であること
ということです✨
なので、大切な友達に対して『言いたいことを言えなかったから、自分はダメなんだ』と落ち込んでいる人がいたら、『ダメじゃないよ。だって相手を思いやって言わないって決めたんだもの。』と言ってあげたいです。逆に言えば、相手を思いやるプロセスを経たかどうかが重要というわけになります💡
友達に嫌われたくない人が知っておくとよい3つのコツ【アドラー心理学】
ここまで聞いてなんとなく気持ちが楽になってきた!
具体的なコツとか聞きたいな・・・
こんなことを思われるかもしれませんね。
ここからは、友達に嫌われたくないと思う人が知っておくとよい3つのコツを紹介します!今回は、アドラー心理学を物語形式で説明している著書「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」の考え方から紹介します!
課題の分離
まずは、「課題の分離」を武器として身につけることをおススメします。課題の分離とは、『自分の課題と相手の課題を分けて考える』ことです。
著書「嫌われる勇気」には、ある国のことわざで説明されていて、本当に的を得ていると感じたので紹介します!
哲人 無論、精いっぱいの援助はします。しかし、その先にまでは踏み込めない。ある国に「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を吞ませることはできない」ということわざがあります。アドラー心理学におけるカウンセリング、また他者への援助全般も、そういうスタンスだと考えてください。本人の意向を無視して「変わること」を強要したところで、あとで強烈な反動がやってくるだけです。
嫌われる勇気/岸見一郎(著)、古賀史健(著)
先ほどの「課題の分離」の視点で整理してみましょう。仮に馬を連れているのが旅人だとすると、
「馬を水辺に連れていくこと」=旅人の課題
「水を飲むこと」=馬の課題
このように整理できます。
ここで大事なことがもう1つあります。それは、『他人の課題に関しては介入できないことと、自分の課題に関しては介入させないこと』が大切であることです。ここでいう介入とは、例えば『それは違うと思う』という価値観の押しつけをしないこと💡
もう一度先ほどの旅人と馬の話を戻しましょう。実際の場面を想像すると、旅人が馬に対してこんな思いを抱くかもしれませんね。
・せっかく連れてきたのに水を飲んでほしいな・・・
・水を飲まないと暑さで倒れてしまうよ!!
こんな感じでしょうか。
ですがあくまでここは「課題の分離」です。実際に「水を飲むかどうか」は、馬の課題なので旅人は引き目を感じる必要はないのです。だって旅人は「馬を水辺に連れていく」という課題はちゃんとこなしているのだから。
なるほど、なるほど・・・確かに「課題の分離」って使えるわ!
ここまで見ていただいた方は少し考え方が変わってきていると思いますが、「日常生活ではどうか?」というと、意外と課題の分離が出来ていないパターンが多い!
友達との日常的なやり取りを例に話をしましょう。『仕事で悩みをもっている友達の話を聞いて、なんて声を掛ければいいだろう。言い方が悪くて、嫌われたらどうしよう。』という場面を想定しましょう。課題の分離を行うと、
「仕事で悩みをもっていて、解決するかどうか」=友達の課題
「なんて声を掛ければよいか悩む自分」=自分の課題
こんな感じで整理できます。
仕事で悩みをもっている友人に対して、解決させてあげたいという気持ちをもつのは素敵なことですが、解決させるかどうかは友達の課題。自分にはコントロールできないことなのです💡
なので、解決できなかったとしても必要以上に落ち込む必要はないですし、決してあなたのせいではありません。
そして、「なんて声を掛ければよいか悩む自分」に対して、友達は介入の余地がないということも事実。声を掛けた結果、『こんな風に言ってほしかった・・・』『その言葉はあんまり聞きたくなかった。』と言われてしまっても、「自分の課題には介入する余地はない」と割り切ることも自分のメンタルヘルスを保つ上で、非常に重要だと言えます!
このように課題を分離することで、考えるべきことが明確になり、必要以上に悩むことが減ってきます✨
相互尊敬
次は、「相互尊敬」という考えも本当に大事!!相互尊敬というのは、『ありのままの相手を受け入れ、自分を受け入れてもらうこと』です。
なるほど、相手を受け入れればいいのか!
・・・実は、意外とこの感覚が難しいのです。
相互尊敬を説明する上で、欠かせないのが「信用」と「信頼」の違いです💡皆さんはどんな違いがあると考えますか?
信用は、信じること?信頼は頼ることかな?
ありのままを受け入れるのは、信頼?
著書「幸せになる勇気」には、こんな説明があります。
青年 そうですね。端的に言うなら、「信用」とは相手のことを条件つきで信じることです。たとえば銀行からお金を借りるとき、当然ながら銀行は、無条件に貸し出すようなことはしません。不動産や保証人といった担保を求め、その価値に応じた金額を貸し出す。しかも、けっこうな利息をつけてね。「あなたの用意した担保の価値を信じるから貸す」という態度です。要するに、「その人」を信じているのではなく、その人の持つ「条件」を信じている。
嫌われる勇気/岸見一郎(著)、古賀史健(著)
こちらは、「信用」の説明です。一方、「信頼」はどうか?著書では、哲人が青年に『それに対して「信頼」とは?』という問います。
青年 他者を信じるにあたって、いっさいの条件をつけないことです。たとえ信じるに足るだけの根拠がなかろうと、信じる。担保のことなど考えず、無条件に信じる。それが「信頼」です。その人の持つ「条件」ではなく、「その人自身」を信じている。物質的な価値ではなく、人間的な価値に注目している、と言ってもいいでしょう。
こんな感じで述べています。ちなみに青年の説明に哲人は、『どうもありがとう。見事にまとめてくさいました。』と感心した言葉を述べています(笑)
「信用」と「信頼」の違いをまとめると、
信用・・・条件つき、その人ではなく提示した担保や条件ありき、一定の距離感
信頼・・・無条件、その人自身を信じる、より受容的
こんな感じでしょうか。
さて、冒頭で述べた「相互尊敬」について、アドラー心理学では「信頼」の感覚を重んじています。ですので、見返りや担保を求めず『ありのままを信じること』これが重要です💡逆に「相互」ですので、相手に対しても『ありのままの自分でいること』が、信頼関係を築く上では極めて重要!
なかなかありのままの自分をさらけ出せないよ・・・
そんな方は、ぜひ『まずは自分から相手を信じること』を態度や行動で表してみてください✨そうすると、相手に『自分を受け入れてくれる土台』ができます。土台ができれば、ありのままの自分を出せるようになっていきます😊
まずは、「自分から信じること」これが本当に大事なのです!!
目的論で考える
最後は、『目的論』で考えるのが重要であるということです!アドラー心理学の最大の特徴と言えます。
目的論と反対の言葉に、『原因論』があります。こちらは、心理学者であるフロイトが提唱しています。2つの特徴をまとめると、
目的論・・・人が行動を起こすとき、本人が自覚的かどうかにかかわらず必ず目的があるという考え方
原因論・・・原因に対して行動(結果)が自動的に決まるという考え方
つまり、目的論はいわゆる未来志向であり、原因論は過去分析をもとにしていると言えます!
じゃあ、なんで「目的論」が大切なの?
それは、未来志向である目的論は、過去のトラウマに縛られるという考えがなく、常に自分次第で未来は変えられるという側面があるからです💡もちろん『過去を一切振り返らない!』ということではないのですが、過去は行動を決定する最終的な要因ではないということです。
結局は、自分次第!!
私は、この考えで本当に心が救われました。だって、『過去は変えられないけど、未来は変えられる』のですから。本当に素敵な考えです✨
一つ例を上げましょう。著書「嫌われる勇気」では、引きこもりになった子どもの話が登場します。皆さんは、引きこもっている子どもの心理をどのように理解しますか?
なんか、嫌なことがあったのかな?
いじめとか無気力感とかがトラウマになって引きこもったんじゃない?
実はこれ、原因論ベースで考えています。図で説明すると
こんな感じですね。一方、目的論ベースだと、どのように解釈されるか?
こんな感じになります💡
注目すべきは、『原因は過去に起きたことなので変えられないけど、目的は自分次第で変えられる』ということです!原因論でいくら原因探しをするよりは、目的論で『あなたはどうしたいのか?』と未来ベースで話した方が、解決に進むのではないかと僕は考えます。
ただし、原因論を否定するわけではありません。原因を探ることで自己理解が促される面もありますからね。
目的論で話を進めると、前向きに話ができるよさもありますので、ぜひ参考になっていただけたら嬉しいです😊
まとめ:嫌われたくないという考えは誰にでもある!
いかがでしたでしょうか?今回は、『友達に嫌われたくない人の心理とは?』というテーマで、人間関係の悩みと解決方法についてお話ししてきました!
友達に嫌われたくないと考えるのは、正直誰にでもあると思います。私だってあります。だからこそ、冒頭でお話した『捉え方』や『考え方』が大事になってきます💡『友達に嫌われたくないと思う自分』を否定せずに受け入れて、『目的論で考えて、じゃあどうしていこうか?』と自問自答していくといいですね。未来志向できっと明るい方向に進んでいくでしょう✨
明るい未来に進むきっかけになる記事だと思ってくださったら、本当に嬉しいです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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