みなさんこんにちは!イット@it_coach0412です!!
この記事を見ている方は、こんな悩みはありませんか??
・子どもが言うことを聞いてくれない
・気になる〇〇くんの対応に困っている
・先生自身も学校に行くのが嫌になってきている
実はこの悩み、私自身も悩んでいました!!
今回は、先生が子どもを嫌いになってしまったらどうするか?というテーマでお話をしていきます!!
6つのコツがありますので、ぜひ最後まで見てくださいね。
- 人間関係の悩みが減る!
- 特別支援教育の視点で指導や支援ができる!!
- 「明日頑張ってみるか」と思うことができる!!!
教員1年目のときに、学級崩壊を経験し、自らの指導の在り方を見つめなおしました。私自身、学校に行きたくないと感じたことがたくさんあります。自らのスキルを高めると同時に、プライベートを充実させていくうちに、そうした悩みはかなり減ってきました。
そんな私が、以下でたくさん紹介していきます!!
なぜ子どもが嫌いになってしまうのか?
子どもが好きだから先生になったという方がほとんどなのに関わらず、なぜ子どもを嫌いになってしまうのか?
確かに先生になって知らなかった学校現場の事情が見えてきた・・・という意見もありますが、ここでは人間のストレスに関する反応から理由を考えていきます。
子どもを嫌いになってしまう理由には、以下の2つがあります。
- 人間はコントロール外のことに対してストレスを感じる
- 教師自身の自信がなくなってしまう
順番に見ていきましょう。
人間はコントロール外のことに対してストレスを感じる
自分のコントロールできる範囲を超えたことに対しては、ストレスを感じてしまいます。人間の元々備わっている機能なので、しょうがないのです。
学校は本当に予想外のことの連続ですよね。朝学校に来たくないという連絡があった、授業で予想していた答えが来ない、休み時間に喧嘩をする子がいる、など自分のコントロール外の出来事がありふれています。しかも、早く・正確に対応することが求められるので、ストレスが溜まるのも無理ありません。当然のことと言えます。
さらに、人間は状況を改善させたいというポジティブ意識も働きます。しかし、実際に自分の思い通りにならないという経験は多くの人が感じるのではないでしょうか?
「こんなクラスにしたい」「こんな子にさせたい」意識がすごくあるわ!
「よくなってほしい」「なんとかしないと」という意識が逆に自分を追い込ませてしまい、うまくいかない要因を子どものせいにしてしまい、「子どもたちが嫌いだ」と結論づけてしまうのです。
教師自身の自信がなくなってしまう
もう1つは、自信がなくなってしまい嫌いになるパターンです。これは真面目な先生ほど陥りやすいと言えます。
以下の図を見てみましょう。
先生たちは指導のうまくいかなさを、自分の無力さと捉えてしまうことが多く、自己肯定感を下げてしまいます。その結果、子どもとの関わりも自ら避けるようになってしまうこともあり得ます。
嫌いになってしまったときの3つの立ち直り方
では、嫌いになってしまったときはどうすればよいのか?
一度子どもを嫌いになったら立ち直れない気がするよ・・・
いいえ、そんなことありません。実際、嫌いという感情は持っている方は多いので誰でも起こり得ると言えますから。その根拠として、先程もお話ししたように、人間は自分のコントロール外のことに対して、ストレスを感じてしまうから、努力とかで解決できないことでもあります!
遺伝子レベルだったら、しょうがないよね!
しかし、トレーニングをすることで、「嫌い→→→まあ許せるレベル→→好き→めっちゃ好き」とマインドチェンジをすることは絶対可能!
矢印が多いほど時間と労力はかかりますが、絶対変わっていきます。
まさに私がそうでしたから。
そして、おススメするのは以下の3つです!
- 他の先生に相談する
- いいところを意識して探す
- 自分磨きに没頭する
他の先生に相談する
他の先生に悩みや困りごとを相談することはオススメです!特に、人に話をしてスッキリするタイプの人はぜひやったほうがいいですね。
他の先生に相談するメリットは、
・相談することでストレス発散になる
・アイデアをもらえて解決につながるかも
・困ったときに周りが助けてくれることが多くなる
相談すること自体でストレスを発散すると同時に、関係性を修復するためのコツも聞けるので一石二鳥なんです。
自分一人ではどうしようもないことも、アイデアをもらえて、解決できるかもしれません。
悩みを素直に相談しておけば、自分が何に困っているのかを周りに発信しているので、定期的に声をかけてもらったり、ピンチのときに同僚の先生がサポートしてくれやすくなりますよ!!
いいところを意識して探す
次にオススメなのは、いいところを意識して探すことです!
教員をしていると、どうしても悪いところばかり目が行きがちに。それは、子どもを良くしないとという教師の思いが根本にあります。しかし、時に教師のエゴに変わってしまうので、気をつけなければなりません。
私たちもそうですが、苦手なことを克服するのと得意を伸ばすのだとどちらの労力が少なくて済むか?
間違いなく得意を伸ばす方でしょう!
子どもたちにもいいところをどんどん見つけて、伸ばしてあげる接し方ができれば関係性がよくなること間違いなし!
いいところに意識がいくようには、私たちの考え方を常にアップデートする必要があります。そのためには、いいところ探しを習慣化していくのがオススメ!
例えば、
- 紙に書く
- 声に出す
- 周りの同僚に聞く
- 本で調べる
などで、いいところを探して、子どもに対する捉え方をポジティブに変えていきましょう!
その結果、自分の捉え方が変われば、嫌いという感情が『まあそういうところもあるか』と受け入れてくれるでしょう。
自分磨きに没頭する
仕事面だけではなく、自分磨きに没頭するのもありでしょう。特に、自分自身に自信がないという気持ちから、子どもと関わるのが苦手と感じてしまっている人は超おススメ!自信がもてるようになると、思考も前向きになり、自然と行動量が増えていきます。
仕事面でのメリットもあります!スキルを高めることにつながり、対応できる業務が増えてきます。
自分磨きって何をすればいいの?
おススメは、自分の好きなことややりたいと思うことを全てやりつくすといいです。とにかくやりたいことを素直にやりましょう。あれこれ考えてしまうと、『これは役立つかな』『周りに変に思われるかな』と考えてしまうので、直感を大切にしてください。
私の場合、困っている先生に手助けになることをしたいという思いがあって、どうすれば実現できるかなと模索しています。周りにブログをやっている人はいなかったですが、勢いでやり始めました!
『え、こんなことでもいいの?』と思うようなことをやってもオッケーです。思考することで現状が変わるのではなく、行動することで現状が変わります!行動した先にはレベルアップした新たな自分が絶対いるはず!好きなことややりたいことを選ぶと、モチベーションが上がりやすいので、この視点で選びましょうね。
発達に課題がある子どもとの上手な3つの関わり方
ここまで、先生が嫌いになってしまったときの立ち直り方を話してきました。こんなことを思う方もいらっしゃるのではありませんか?
実際に自分のクラスで苦手な子がいて、明日にでもよくなりたい!!
この悩みがある方は、発達に課題がある子との関わりで悩んでいるパターンが多いのではないでしょうか?
そこで、発達に課題がある子どもとの上手な3つの関わり方を紹介していきます!
寄り添う
まずは、子どもに寄り添う姿勢をもつのが大事です。発達に課題がある子は、学校や家庭でうまくいかないことや否定的な言葉をかけられることが他の人よりも多い傾向があります。ですので、クラスの指揮者である先生は寄り添う姿勢をもってほしいですね。
寄り添うには2つの意味があります。
・身体的に寄り添う
・気持ち的に寄り添う
実は、どちらも大切なのです。
身体的に寄り添うことで、スキンシップをしている状態。スキンシップをとると、幸せホルモンであるオキシトシンが分泌されます。このオキシトシンには、抗ストレス作用があるのです!
幸せホルモンのオキシトシンいいわね!
学校現場でオキシトシンを出させるためには、手を繋ぐこと、背中をさすること、ぬいぐるみなど手触りがいいものをギュッと抱きしめること、積極的に人を褒めることをするとよいでしょう!
気持ち的に寄り添うことで、子どもとの信頼関係が築かれていきます。ですが、信頼関係は一朝一夕では結びつかず、私たちは早く関係性を作りたいと思い焦ってしまうことも。
ぜひ、長い目で見ていくのをオススメします!発達に課題がある子は、今までの失敗経験があることで、誰かを信頼するというのにかなりのハードルがあります。
私もこの時期になってこそ、ようやくクラスの子と信頼関係ができてきたと実感できてきましたからね。
ぜひ、1日1日を大事にして、長期的に信頼関係を築く意識でいきましょう!
ほどよい距離感を保つ
子どもと、ほどよい距離感を保つことも大事です。簡単に言うと、友達みたいな関係になリすぎないということです。理由としては、先生は何があっても真剣に向き合ってくれるという信頼感を最大限にするためです。
私の体験談で、どちらも試してみたことがあります。最初は友達的な感覚で接する方が話を聞いてくれると感じていたのですが、徐々に話をスルーされるようになり、「この接し方は違うな。」と感じることがたくさんありました。しかし、最初から上から目線でも子どもとの心の距離が離れているようで、実際会話があまり生まれませんでした。
行き着く結論は、「つかみは緩く、徐々に締める」が私の指導スタイルになりました!
先生によって信頼関係の築き方はそれぞれなので、ぜひ自分にあったやり方で。信頼関係がどのくらい築かれているかをチェックするために、普段の会話とやり取りから把握するとよいでしょう。
一人で抱え込まない
最後は、一人で抱え込まないということです。人はどうしても恥ずかしいことを隠そうとする傾向があります。
・指導が上手くいっていない
・子どもに反発される
・言うことを聞いてくれない
先生たちは恥ずかしいことだと感じて、周りに打ち明けられないパターンが多いです。
ですので、人間の特徴をまずは知りましょう。特徴を理解することで、「恥ずかしいと思ってるから周りに打ち明けられてないんだな、自分」などと客観的に見ることができます。この客観的に分析し、理解を深めることをメタ認知といいます。
メタ認知能力が高いと、一歩引いて自分を見れて、これまでの指導を振り返ることができます。
発達に課題がある子どもへの指導・支援は、一筋縄ではいかないことの方が多いです。そんな反面、特別支援教育のニーズが多様化し、対象となる生徒児童数が急増しています。クラスには必ずと言っていいほど在席していることでしょう。
つい最近会った仲の良い友人も、そういった子の指導で悩んでいました。
どのクラスにもいるという前提で、悩みを打ち明け合うというスタンスでお仕事されるといいですね。
誰かの悩みを聞くことで、「私のクラスにも当てはまる」と共通部分を探せて、結果的に自分のクラスの子どもにも還元できますよ!
まとめると一人で抱え込まず、メタ認知能力を高め、悩みを打ち明け合いましょう。
まとめ~捉え方を変えると、気持ちも前向きになります!~
いかがでしたでしょうか。今回は、「先生が子どもを嫌いになってしまったらどうするか?」というテーマでお話しさせていただきました。
子どもを嫌いになってしまう理由には、
- 人間はコントロール外のことに対してストレスを感じる
- 教師自身の自信がなくなってしまう
の2つがありました。
嫌いになってしまったときの対処法は、
- 他の先生に相談する
- いいところを意識して探す
- 自分磨きに没頭する
の3つでしたね。
発達に課題がある子どもとの上手な関わり方は、
- 寄り添う
- 距離を保つ
- 一人で抱え込まない
の3つがありました。
自分の捉え方を変えることで、子どもの好き嫌いも180°変わってきます。ぜひ実践をして、一人でも多くの人が気持ちよく働けるようになってほしいです。
僕が運営するオンラインコミュニティ『Lifeffull-ライフル-』では、人生をテーマにやりたいことを実現させて、人生を充実させる活動を行っています。興味がある方、無料で入会することができます。
このブログでは、「仕事もプライベートも最大限に充実させる」ためのメソッドをたくさん発信しておりますので、よろしければこれからも見ていただけると嬉しいです。
最後まで見てくれてありがとうございました!!
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは。
興味深く拝読させていただきました。
私も経験があります。
子どもが嫌いになる、というよりも「後ろにクレーマーの親がいる」のほうが大きいような気がします。
論点のズレた指摘をしてくる「親」がいるので、もう子ども叱ることすらできない状況がどの教育現場でもあると思います。
私もこの状況にうんざりして、生徒たちとの距離を置くようになりました。教員としては失格だと感じております。
相談する同僚やヘルプしてくれる有能な上司が周りにいないのが多くの教育現場の現状かと思います。
先生という立場が天職だと思っておりましたが、今はそうは思えなくなってきました。
BLUEさん
コメントありがとうございます。
教育現場が変わってきている状況は間違いなくあるかと思います。
BLUEさんご自身で判断して、
生徒たちと距離をとるという決断については、失格ではないと思います。
何よりもBLUEさんの健康が一番ですから・・・
そして僕も、先生は天職ではないと思います(笑)
僕にできることは、少しでも現場で働いている先生たちの悩みに寄り添って記事を書いていくことですので、これからも記事を書き続けたいと思います^^
コメントどうもありがとうございました!