教職員組合は入らない方がいい?【5年加入してた僕が脱退した理由】

イット

みなさんこんにちは!イット@it_coach0412です!!

この記事を見てくださっている方で、こんな悩みはありませんか??

? 読者の悩み

・先輩教員から組合を勧められたが、どんな活動をしているかよく分からない

・組合に入るメリットとデメリットを知りたい

・組合は入ったほうがいいの?

先輩の教員に「組合に入ったほうがいいぞ」と誘われ、なかなか断れずに入っているという方も多いのではないでしょうか?

今回は、若手教員に向けて、「教職員組合は入らない方がいい?」というテーマでお話ししていきます

この記事を読むと・・・

・組合がどんな活動をしているのかが分かる!

・組合に入るメリットとデメリットが知れる!

・組合に入るか、入らないか決めることができる!

ちなみに僕は、組合に5年間入っていましたが、6年目の今年で脱退しました!加入するまでの経緯と、脱退した理由についてもお話していきます😊

また、僕が運営するオンラインコミュニティ『Lifeffull-ライフル-』では、人生をテーマにやりたいことを実現させて、人生を充実させる活動を行っています。興味がある方、無料で入会することができます。

それでは、見ていきましょう!

目次

教職員組合ってどんな組織?活動内容は?

組合に入ろうか 悩む先生

教職員組合は、いったいどんな組織なの?
どんな活動をしているの?

まずは、こんな疑問が出ると思いますので、詳しく見ていきましょう!

どんな組織か?

一般的に組合というのは、「日本教職員組合(通称:JTU)」のことを指します。

JTUの簡単な紹介としては、以下になります。

日本教職員組合は、全国の教員・学校職員による労働組合の連合体です。 教職員労働組合連合体としては日本最大。日本労働組合総連合会に加盟しています。

引用:日本教職員組合 組織情報 

そして、JTUは各県教職員組合からなる連合組織であるので、各都道府県にも教職員組合が存在します。

活動内容は?

活動内容としては、

  • 教職員のための活動
  • 子どもの未来づくり・社会作りのための活動
  • その他の活動

の大きく3つに分類されます✨

教職員のための活動では、

労働条件の整備・改善教職員の労働条件を政策・制度を含むあらゆる面からの整備・改善へのとりくみ
働きやすい職場づくり安心できる働きやすい職場環境を求めた活動
教育・研究教育に関する様々な成果を共有する研究会の実施や、研究機関の運営・成果の共有
各種の相談様々な問題から仲間を守るための各種相談受付

子どもの未来づくり・社会作りのための活動では、

法律・制度づくり子どもの立場に立ち、政策・制度要求を取りまとめ、政府や地方自治体の法律・制度作りに活かす活動
より良い社会づくりすべての人々が、安心・安全に暮らすことができる社会をめざす、様々な運動・活動
社会貢献活動国内の災害支援や地球規模問題への取り組み

その他の活動では、

上記の他、教育関連資料の収集・保存や、教職員の現場の声をまとめる全国調査など、子どもと教育・教職員の未来づくりのための幅広い活動を行っています。

獲得してきた権利について

ここまで、組合の概要や活動内容を見てきましたね。

さて、教員の福利厚生がここまで充実しているのは、実は組合のおかげだということを知っていましたか?

組合に入ろうか 悩む先生

なんか聞いたことがあるような・・・

僕も組合の分会長を1年間だけ務めたことがあります。分会長になって、組合のおかげで教員の福利厚生が拡充されていることを初めて知りました!

組合がこれまでに獲得してきた権利は、

・給料面

・休暇面

の2つになります💡

給料面では、現在当たり前にある「男女同一賃金」ですが、1940年代は男女で賃金の格差がありました。しかし、組合が交渉を重ねて男女同一賃金を獲得しました。

その他にも、

  • 育児休業の賃金保障
  • 育児休業中も、期末・勤勉手当の支給
  • 育児休業者の互助組合掛金免除

などの保障がどんどん手厚くなっています✨

また、休暇面についても、

  • 産休補助員
  • 育児休暇
  • 配偶者出産休暇
  • 産前産後休暇
  • 看護休暇
  • 結婚休暇
  • 妊娠中の体育代替
  • 男性の育児休業
  • 介護休暇
  • 時短勤務

など、今では当たり前にある特別休暇は、組合の献身的な努力によって勝ち取った権利であります。

教職員組合に入るメリット【3選】

組合に入ろうか 悩む先生

組合の行っている活動や勝ち取った権利は分かったけど、実際入るメリットってあるの?

そんな疑問にお答えしていきます!

イット

実際に組合に加入していたからこそ語れることがありますので、ぜひご参考にされてみてはいかがでしょうか?

ずばり、教職員組合に入るメリットは以下の3つです。

  • 異動の際に優先人事が行える
  • 組合員同士のつながりがもてる
  • 給料や休暇についての知識が身につく

①異動の際に優先人事が行える

まずは、異動の際に優先人事が行えることがメリットになります。

優先人事・・・教職員組合員のみ使える、優先的に希望人事を要望することができる制度

僕の勤めている自治体では、優先人事で4つ希望する校種や地区を選ぶことができます。

正直、この制度のおかげで、公立小学校から特別支援学校に異動できたのではないかと勝手に思っています(笑)

組合の力はかなり大きいので、未加入の教員よりも優先的に異動希望が通りやすくなるわけです💡

「今の学校が合わないな」

「心機一転、頑張りたいな」

と思う方は、知っていて損はないですね。

②組合員同士のつながりがもてる

次は、組合員同士のつながりがもてることもメリットですね。

組合に加入すると、

・青年部

・女性部

・事務部

・養教部

などいくつかの部会に分かれることになります。その中でも僕は若かったので、「青年部」に入ってました。

青年部では年に数回、懇親会やレクリエーション、勉強会を行ったり、県外派遣をしたりしていました。その中で、他校の先生とのつながりも深まり、連絡先を交換することもありました。

他の部会でも、定期的に集会があるそうで、同じ立場の先生同士で話が盛り上がることもあるそうですね。

③給料や休暇についての知識が身につく

最後に、給料や休暇についての知識が身につくことです。特に、手当ボーナスについては、情報が定期的に入ってくるので、知っておいてよかったです✨

教員になると、日中は児童の指導、放課後は教材研究や事務処理、そして保護者対応と忙しい毎日が過ぎます。このルーティンを繰り返しているうちに、自分の生活のことは二の次になりがち・・・

イット

2年目になるまでは、実際もらっている給料表の見方すら分からなかったですから(笑)

ですが、組合に入り、青年部の集まりや分会集会に行くことで給料や休暇など「生きるために大切な知識」が身についてきました😊

ちなみに、組合員限定で毎月配られる広報誌もあり、福利厚生や働き方改革についての記事が多く取り上げられています。熟読すると、非常にタメになりますよ。

教職員組合に入るデメリット【3選】

組合に入ろうか 悩む先生

デメリットってどんなことがあるの?

デメリットについても、以下の3つを挙げます。

  • 組合集会や動員が負担になる
  • 組合の考え方を周知しなければならない
  • 組合費がかかる

①組合集会や動員が負担になる

まずは、組合員が集まる集会や動員が負担になるのがデメリットです。

なぜなら、放課後や場合によっては土曜日に組合の仕事を行わなければならず、プライベートの時間を削ることになるからです。

特に、分会長(=学校の代表者)は、学期に1回程度で行われる「分会集会」に参加しなければならないので結構しんどいです💦

イット

1年間だけ分会長を務めましたが、「組合の仕事が負担だな・・・」と思っていました。

その他にも、秋冬シーズンは選挙の委任状を集約したり、人事関係で優先人事を取りまとめたりするなどで忙しくなります。

ちなみに分会長は、組合に入っている先生で1年ごとの輪番で回すのが慣例ですね。

②組合の考え方を周知しなければならない

次に、組合の考え方を周知しなければならないことも、場合によっては負担になります。

組合は主に働き方について言及していくのですが、ご自身の働き方が改善できない場合、「組合に入ってるんだから、そんなに遅くまで残らないで早く帰りなー」と言われることもあります。

イット

僕は、分会長だったときに言われたのを覚えています。

当時は、自分が働き方を改善できていないのに、「早く帰りましょうね!」と周知するのが結構負担でした。

「自分ができてないのに」

「早く帰りたいけど、仕事が終わらないんだよ」

そんなことを言われそうと感じていました。

確かに組合の取り組みは素晴らしいです。ですが、職場の先生との関係性をこじらせてまで広めていくべきでは無い・・・

「教員の働き方は徐々に改善されているんだな」といった参考程度に受け取っておくくらいでいいですね。

③組合費がかかる

最後に、組合費がかかるのがデメリットです。正直、一番デメリットだと感じていました💦

組合に入ると自治体によりますが、約5,000円~1万円の組合費がかかります。

イット

僕が働いていた自治体は、約5,000円でした。

特に、家族持ちで一馬力で働いている家庭は負担が大きいですよね。

イット

僕も妻の妊娠を機に、家計の改善を図りたいと思い、脱退に踏み切りました!

・組合の仕事を負担と思わない

・組合の考え方に賛同できる

・組合費を払っても全然いい

こんな方はおススメですね!

余談ですが、組合に入っている先生だけ入れる生命保険医療保険があります。僕は脱退を機に、解約をしました。

組合は入ったほうがいいの?【結論:5年間加入していましたが、脱退しました】

組合に入ろうか 悩む先生

正直、組合は入ったほうがいいの?

最後にこの質問にお答えします!ずばり、「組合の方針やご自身にかかる負担を理解したうえで、入りたいなら入るとよい」です!!

組合が行っている活動は本当に素晴らしいです。そして我々が当たり前のように使っている休暇制度は、組合のおかげで使うことができています。

そのような背景を理解したうえで、実際に加入をすると当然行うべき仕事もつきまといます💦

負担だと思ってしまうのなら、僕は脱退してもいいのではないかと思います。

僕は正直、活動や権利のことをよく分からずに組合に入りました。そして、3年目に分会長になったときに分会集会で色々と知りました。

そして、結婚や妻の妊娠を機に、脱退することを決めました。理由としては、

  • 組合の仕事が負担に感じたため
  • 家計改善のため組合費を削るべきと決めたため

この2つが大きな決め手になりました。

まとめ~組合を入るのは個人の自由~

いかがでしたでしょうか?今回は、若手教員に向けて、「教職員組合は入らない方がいい?」というテーマでお話ししました😊

先輩の先生からお誘いがくるパターンが多いですが、たとえ普段からよくしてくれると言っても、加入するのは個人の自由です💡

そして、よくしてくれると言っても、その先生は万が一があったときに、あなたを最後まで守ってくれるとは限りません!

イット

自分の身は自分のお金と知識で守るべき!

ぜひ、ご自身の意志で加入するか、脱退するか決めていきましょう✨

僕が運営するオンラインコミュニティ『Lifeffull-ライフル-』では、人生をテーマにやりたいことを実現させて、人生を充実させる活動を行っています。興味がある方、無料で入会することができます。

このブログでは、「仕事もプライベートも最大限に充実させる」ためのメソッドをたくさん発信しておりますので、よろしければこれからも見ていただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  •  私も今、講師歴を含めて、組合員5年目です。
     組合活動がとても負担がかかって、脱退をしたいと思っています。
     ですが、今、分会員が私のみです。辞め方もわかりません。
     どうすればやめられるのでしょうか。

    • かんさん、コメントありがとうございます!
      負担がかかってしまっているのですね、、本業と相まって何とかしたい思いがとても伝わってきます。

      私の場合は、複数の組合員がいたので参考になるかどうかではありますが、体験ベースでのお話をさせていただければと思います。
      手順としては、
      1.分会長の先生に相談
      2.事務さんから脱会に関する書類をもらい、記入
      3.所属している支部に電話で問い合わせ、脱会の意志を伝える
      4.訪問して脱会に関する書類を提出し、承認してもらう

      この流れで脱会させていただきました。

      私見ですが、入るのも自由ですし抜けるのも自由かと思います。
      誰も後継者がいないじゃないか、と言われるかもしれませんが、「代わりに担ってくれる」意志が無いのでしたらフェアではありません。
      どうか、ご自分の生活状況や労働状況を第一に考えて、最適な選択をされてください!

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