教員は「定時退勤できない」と当たり前に思っていませんか?

イット

みなさんこんにちは!イット@it_coach0412です!!

この記事を見てくださっている方で、こんな悩みはありませんか??

? 読者の悩み

・仕事が多くて、帰るのが19時過ぎになってしまう
・土日も出勤しないと、仕事が回らない
・もっと効率的に仕事ができる方法が知りたい!

実際、早く帰りたいけれど仕事が終わらなくて早く帰れない、、という状況は日常茶飯事ですよね。しかし、安易に「残業すればよい」「仕事を放課後に回せばよい」と無意識に決めていませんか?

今回は、教員は「定時退勤できない」と当たり前に思っていませんか?というテーマで、教員の働き方改革についてお話ししていきます!

この記事を読むと・・・
  • 実践すると帰るのが自然と早くなる!
  • 「土日に仕事を回そう」と安易に考えなくなる!!
  • 効率的に仕事ができる方法が分かる!!!

今回記事を書くにあたり、さる先生の「全部やろうはバカやろう」という教育書を参考にさせていただきました!

イット

個人で行える働き方改革もあって、すごく勉強になります!

私自身も定時退勤はできていないので、同じように悩んでいる教員の方に向けて、さる先生の実践をシェアさせていただきます😆

それでは、見ていきましょう!!

目次

早く帰ることを妨げる3つのワナ

早く帰ろうという努力はしている・・・

仕事が山のようにあって、終わらない!

先生をやっているほとんどの方が、この悩みをもっていますよね。

まずは、私達が無意識にやってしまいがちな3つのワナについて解説をします!自分の働き方を見つめ直すきっかけになってくれると嬉しいです✨

全ての仕事に全力投球してしまう

任せられた仕事全てに、全力投球をしてしまうことありませんか?責任感がある人ほど、やってしまいがちです。

全力投球を紐解くと、

  • 時間的リソース
  • 人的リソース
  • 目標設定の高さ

の3つの要素が考えられます。

まず、時間的リソースは「行っている時間」のことです。重要な仕事は時間をかけるべきですが、そうでない仕事は時間を制限して行うべきです。

次に、人的リソースは「行う人数」のことです。重要な仕事はなるべく他の先生の協力を得ようとしますが、そうでない仕事は担任レベルで解決させます。

イット

メリハリをつける感じですね💡

最後の目標設定の高さについては、「仕事の出来具合」についてです。私自身の働き方を見つめ直して、『求めているクオリティが高すぎるでは?』と感じることがありました。例えば、掲示物の作成については、『そんなに時間をかけてデザインにこだわらなくてよかったな、、、』と反省するところがありました。

イット

自己満足な働き方にならないで、あくまで子どもたちに還元できそうかで考えましょう。

さる先生の著書には、こんなことが書いてありました。

野球のピッチャーでたとえるとわかりやすいです。マッチョな4番バッターには4番バッターなりのピッチングを、もやしのような8番バッターには8番バッターなりのピッチングをすべきなのです。そうやって消費するエネルギーのバランスを調整していかないと、早々とスタミナ切れを起こして、ゲームを作ることができません。

さる先生の「全部やろうはバカやろう」p.27 / 坂本良晶 著

全ての仕事に全力投球をしてしまうと、学校現場という試合においては最後までプレーすることができないのです。

周りの先生の視線が気になる

少し論点が変わるのですが、周りの先生の視線が気になるという先生もいらっしゃるのではないでしょうか?特に、若手の先生で多いパターンですね。

例えば、学年主任が残って仕事をしていた日。自分の仕事は終わったけど、『なかなか帰りづらいな、、』と感じることがありませんか?私もめちゃくちゃ感じます(笑)

このワナの特徴としては、教員という仕事は対人間同士で成立する面がとても強いので、それなりに気を遣うということです💡

早く帰ったら、よく思われないかな・・・

同僚や管理職にどう思われるかな・・・

相手からの印象や見栄を考えてしまうと、ほとんどの確率で悪い方向に結論付けてしまいます。

私が6年間教員をやっていて学んだのは、「自分が努力しても、受け取るのは相手次第だから感情移入しすぎない」ということです✨結局いくら考えたところで、現状は変わらないものです。それだったら、自分はベストを尽くすのみ!ベストを尽くすことを最優先にすれば、自然と印象もよくなってきますからね😊

イット

この記事を見てくださってる方は、間違いなくベストを尽くしていることでしょう!

「長時間働くこと=偉い」が染み付いている

最後は「長時間働くことが偉い」と思ってしまうことについてです。これは自分の働き方を正当化しようとして、無意識にやってしまいがちです。

本来、仕事を頑張っているという評価はどこに注目するのか?

一生懸命働いている態度?

勤務態度も重要でありますが、最重要ではありません。ずばり、一番評価されるべきは、成果です。企業活動では、生産量売上高などが当てはまります。

では、学校現場における成果とは何になるでしょう?

それは、子どもの成長に還元した事実です。例えば、子どもたちの学力向上や自立に近づく生活力の向上といえます。

我々は無意識的に勘違いしてしまうことがあります。あくまで子どもの成長が成果であり、評価されるべきものなのです。

そう考えると、1つ1つの仕事に対して『これは子どもの成長に還元するか?』と自問自答しながら、こなしていくといいですね!還元率が大きいタスクから、小さいもの、全く還元されないタスクまであるので、見つめ直してみるといいでしょう😊

定時退勤するために必要な「エッセンシャル思考」と4つの要素とは?

では、定時退勤するためにはどうすればよいのか?

それは、さる先生の著書で紹介している「エッセンシャル思考」をもつことです!

さる先生は「エッセンシャル思考」について以下のように説明しています。

本当に重要なことだけをやると決めてから、仕事の質は目に見えて改善された。あらゆる方向に1mmずつ進むのをやめて、これと決めた方向に全力疾走できるようになったからだ。

多忙という霧の中から真に成果が出る仕事を曇りなき眼で掴み出す。そして、それに時間とエネルギーを集中投下することにより、成果は生み出されるのです。やみくもにエネルギーを全方位へと分散投下していては、ジリ貧まっしぐらです。

さる先生の「全部やろうはバカやろう」p.23 / 坂本良晶 著

まさに本のタイトルにある「全部やろうはバカやろう」ですね。さる先生は『教育の目的は、子どもを伸ばすこと』と主張していて、『今やっている仕事はこの目的にたどり着くものなのか?』を見つめ直すことが大切と言っています💡

ここからは、エッセンシャル思考をさらに4つの要素に分けてお話します!

より少なく、しかしより良く

まずは、「より少なく、しかしより良く」という考えです。時間やエネルギーは少なく、成果は大きくということになります。

分かりやすいところで、勤務時間が挙げられますね。

イット

勤務時間をより少なく、しかし子どもへの還元は大きく的な感じです!

より少なくしようと考えることで、仕事を精査する力が身についてきます✨勤務時間ありきで仕事をこなしていくと、本当に必要な仕事を優先して行っていく必要が出てきます。その過程を繰り返すことが大切です!

実際に自分の中に落とし込むまでのアクションプランは、

  • 退勤時間を周りに宣言する
  • 行う仕事を逐一、『子どもを伸ばすことにつながっているのか?』と自問自答する
  • 一人の時間(朝の時間、自分の教室)を活用して、重要度が高い仕事を集中してこなす

がオススメです💡

選択

価値ある仕事を選択することも大切です!なぜならば、仕事は無限にあるのに関わらず、時間やエネルギーは有限であるからです。そもそも学校現場は、残業ありきで計画されていることが非常に多く、時間が「無限」にあると勘違いしてしまいます。

イット

仕事量に対して、時間やエネルギーが足らない。残業をすることで解消しようとしているけど、次の日に疲れが持ち越されてしまう。という悪循環に気づいているならまだマシですが、、

無意識にこの悪循環にハマっている時点で赤信号といえます。残業をすることで、疲労感もついてきます。『時間は割けるけど、もう疲れてクタクタ、、』の状態では、日々の仕事に忙殺されてしまいます。

イット

週の後半になると、エネルギーが足らなくてトラブルが発生しやすくなりがちですよね。

そうではなく、子どもを伸ばすために還元率が高い仕事を選択していきましょう!私が思うに、学力向上生活力向上につながる仕事は優先して選択していくといいです。

実際に自分の中に落とし込むまでのアクションプランは、

  • 行っている仕事の目的を明確にしておく
  • 仕事に緊急度重要度で優先順位をつける 
    • 緊急度が高い仕事は早く行う
    • 重要度の高い仕事は時間を確保して行う
  • 学力向上や生活力向上につながる仕事を優先して選択する

がオススメです💡

ノイズを除去する

ノイズを除去することも本当に必要な仕事をする上でとても大切です。

ノイズって何ですか?

そう思われますよね。実は、さる先生の著書に書いてあった言葉なのです。

さる先生の著書では、

見栄、評価、体裁、忖度。そういったノイズを除去するフィルターを、耳に装着していないと、これらに絡め取られ、徐々に本質を見失っていきます。

さる先生の「全部やろうはバカやろう」p.21 / 坂本良晶 著

と述べられています。

つまり、ノイズとは「見栄、評価、体裁、忖度」であり、周りの先生の期待に応えようと頑張る要素と言えます。

イット

『期待しているよ』と言われたり、『若手なんだからどんどんやらないと』と背中を押されたりする、あのことです(笑)

少し前に述べた話を持ち出します。そもそも学校現場における成果は、子どもの成長を伸ばすことなので、周りの先生に還元するアプローチは必要ではないのです。

イット

もちろん周りの先生に気を遣わなくていいというわけではありません。教育の本質を見失わないようにということです。

周りの先生が『こんな授業がにした方がいいよ!』と言っていて、実態に合っていない授業をしているのであれば、改善の余地アリですね。ぜひ、子どもの成長を伸ばすための授業であってほしいものです。

実際に自分の中に落とし込むまでのアクションプランは、

  • 周りの先生の言いなりではなく、『自分だったらどうするか?』と自分目線で物事を考える
  • 周りの先生からのアドバイスは、笑顔で応えつつ、実践するかどうかの主導権は握っておく
  • 理想の学級像や指導観を明確にもっておく

がオススメです💡

トレードオフ

最後は、トレードオフの考えについてです。トレードオフとは、何か一つを追求すると別の何かを手放さなければならないということです。

何かを失うのはためらいがあるな、、

そう思ってしまいますよね。理想は全てを同じ水準まで引き上げたいですが、現実は中途半端で終わってしまうことがほとんどです。

それだったら、「ここだったら任せて!」と思える武器をもっておくのがオススメ!

イット

私は、ICTと水泳指導だったら、任せてくれって感じですね!

さる先生の著書にこんなことが書いてあります。

チーターは、パワーと引き換えに類い稀なスピードを獲得しました。それに対し、ライオンはスピードと引き換えに圧倒的なパワーを獲得しました。これらは自然の理に叶っています。何かを尖らせることで、過酷な自然界という市場での価値を高め、生存率を高めているのです。

さる先生の「全部やろうはバカやろう」p.21 / 坂本良晶 著

全てがほどほどにできる「そこそこな先生」か、何か秀でたものがある「印象的な先生」だったら、私は後者を選びますね!そして、間違いなく学校現場における自身の市場価値を高め、結果的に信用を集めることができます。

イット

『ICTだったらイット先生に聞こう』と印象がつき、実際に聞いたことを解決させることで、信頼が高まるというワケです!!

実際に自分の中に落とし込むまでのアクションプランは、

  • 自分の得意、できることを知る
  • さらに磨きをかけるための時間やお金などのリソースを投入する
  • 逆に苦手な分野は、その分野が得意な先生を頼る
    • 頼ってもらった先生には、自分の得意分野でギブ・アンド・テイクをする

がオススメです💡

まとめ〜本を読んで感じたこと〜

いかがでしたでしょうか??今回、教員は「定時退勤できない」と当たり前に思っていませんか?というテーマで、教員の働き方改革についてお話ししました!

最後にまとめとして、さる先生の著書を読んだ私自身の感想をお伝えさせてください!

感じたこととしては、「方法論も大事だが、マインド面の方がめちゃくちゃ大事!」ということです。さる先生の紹介したやり方を覚えるのではなく、やり方を通して『どうやったら定時退勤に近づけるか?』『子どもに最も還元できる仕事を精査して、時間内に終わらせよう!』ということを意識することこそ、価値があると感じました💡

逆を言えば、やり方は自分流にアレンジが可能!!ぜひ、気になる方はこの本を読んでもらって、自分なりの働き方を摸索して、実践していきましょう✨

イット

みなさんの働き方改革実践をたくさん聞きたいです!!

僕が運営するオンラインコミュニティ『Lifeffull-ライフル-』では、人生をテーマにやりたいことを実現させて、人生を充実させる活動を行っています。興味がある方、無料で入会することができます。

このブログでは、「仕事もプライベートも最大限に充実させる」ためのメソッドをたくさん発信しておりますので、よろしければこれからも見ていただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

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