
みなさんこんにちは!イット@it_coach0412です!!
この記事を見てくださっている方で、こんな悩みはありませんか??
・仕事が多くて、帰るのが19時過ぎになってしまう
・土日も出勤しないと、仕事が回らない
・もっと効率的に仕事ができる方法が知りたい!
実際、早く帰りたいけれど仕事が終わらなくて早く帰れない、、という状況は日常茶飯事ですよね。
今回は、教員が定時退勤できないというジレンマをテーマにして、『仕事を4つの領域に分けてみませんか?』というお話しをしていきます!



定時退勤するための大切な考え方については、こちらの記事をご覧ください!


- 実践すると帰るのが自然と早くなる!
- 「土日に仕事を回そう」と安易に考えなくなる!!
- 効率的に仕事ができる方法が分かる!!!




今回記事を書くにあたり、さる先生の「全部やろうはバカやろう」という教育書を参考にさせていただきました!



個人で行える働き方改革もあって、すごく勉強になります!
私自身も定時退勤はできていないので、同じように悩んでいる教員の方に向けて、さる先生の実践をシェアさせていただきます😆
それでは、見ていきましょう!!
コツよりもマインドを先に変えよう!


さて、定時退勤を目指すために先生たちは日々工夫を凝らしていることでしょう。タイムマネジメントをする、整理整頓を心がける、会議を手短に終わらせる、などその先生ならではの工夫があります。
しかしながら、なかなか定時退勤が出来ないのが現状でありますよね。この現状から、自分自身で『定時退勤なんて夢物語だ』と思い込んでしまうのではないでしょうか?
最初にお伝えしたい大事なことがあります。それは、『できないと思っていることは絶対にできない』ということです!
人間の行動は考え方や思考とすごくリンクしています。なので、いくらコツを知って実践したところで、根本に「できない」マインドがあると、絶対にできないのです。
では、どうすればよいか?とても簡単です。
定時退勤している自分を強くイメージして、「できる」マインドを身につけましょう!!これは、定期的に自分を振り返って、『自分ならできる』と思う習慣をもつことが大切です。



そんなこと言っても、本当に変われるのか不安・・・
そう思う方は、小さい行動から始めて変わった自分が見えてくると、モヤモヤしていたものが晴れて、確信につながるのではないでしょうか?
私がおススメする小さな行動は、ずばり「肯定形と断定形で言葉を使おう」です!!
肯定形とは、できないを「できる」にリフレーミングする。つまり、定時退勤できないを「定時退勤できる」に変えて、言葉に出すということです💡


他にも使えそうな場面として、自分のクラスのこととかでしょうか。
→絶対にうまくいく!!
→次言ったら聞いてくれるはず!!
こんな感じです。
断定形とは、「~したい」「~しようと思っている」を「~する」「~します」と言い切ることです!!つまり、定時退勤しようと思っているんだを「定時退勤します!」に変えて、言葉に出すということです💡
ここで大切なのは、自分一人だけでなく周りの人も巻き込み、「今日は定時退勤します!」と周囲に言ってしまうことです!!言ってしまったからには、頑張って定時退勤しようとする意識がめちゃくちゃ働きます。
思考を変えるには、使う言葉を変えていきましょう✨
生産性マトリクスで本質的な重要度の高い仕事を4つの領域で分けてみよう!


みなさんに質問です!教員としての仕事を全て把握していますか?



全て?んー、難しいこと聞くね。
なかなか全ての仕事を把握するのは難しいですよね。というか、教員の仕事の特徴として、把握していても突発的に入る仕事がありすぎて、予定通りに事が進まない現象が起きます。



代表的なのが、生徒指導案件やトラブル対応ですね。
そういった特徴を踏まえると、自分で仕事量をコントロールできないというのがストレスになりますよね。
しかも突発的に入る仕事は、必ずしも重要度の高い仕事ではありません💡よく勘違いしてしまうのですが、『トラブル対応は子ども同士や保護者とのよい関係づくりのきっかけになるから、重要なんだよね。』と言う方もいます。これに対して、私は重要度よりも緊急度が高い仕事ではないのかなと感じます。要は、重要度が高い仕事は、他にいっぱいあるということです✨



重要度?緊急度?どういうこと?
重要度と緊急度のお話が出てきましたが、ここからのお話は重要度に焦点を置いていきます。まさに、定時退勤を目指す上で重要な内容です!たくさんある仕事の中から、本質的な重要度の高い仕事を仕分けする方法をご紹介します!



さる先生の著書に書かれていたことです!
ずばり「生産性マトリクス」を使いましょう!



生産性?マトリクス?
生産性マトリクスとは、一つ一つの仕事を価値づけして、選択・集中するために、縦軸に「仕事のデキ」、横軸に「本質的重要度」として4象限に分類したグラフのことです。


「仕事のデキ」は、時間やエネルギーの投入量が大きいか小さいかという視点になります。



手間がかかるかどうかって感じですね!
一方、「本質的重要度」は、子どもの成長への還元が大きいか小さいかという視点です。
では、それぞれの領域について見ていきましょう!
A領域 完成思考ゾーン
仕事のデキも高くあるべきで、かつ本質的重要度の高い仕事がこの領域に位置します。当然、完成思考ゾーンに位置する仕事は、良質な状態に仕上げる必要があり、まさに「完成思考」で妥協せず、きちんとこなしていきます。
さる先生は、完成思考ゾーンには『クダラナイ仕事を立ち入らせてはいけない』と主張しています。なぜなら、あれこれ入れてしまっては、時間とエネルギーという有限なリソースを使い果たしてしまうからです。



選択と集中を意識しましょう!
ここに入るのはどんな仕事か?
ずばり、学力向上と学級経営に関する仕事です!子どもたちは、1日の大半を「学級での授業」で過ごします。ですから、学力向上と学級経営が与える影響力は、ダイレクトに子どもに伝わります💡
逆に、どちらかが崩れると、連鎖的に片方も崩れてしまいます!



学級崩壊は最悪の事態なので、そうならないためにもこの2つに関する仕事は、優先して行いましょう!!
ここの領域の仕事をこなすためのコツは、意図的にスケジュールに入れることです!他の領域の仕事をこなすことで、1日が終わってしまうことがないように、『今日は学級経営に関する◯◯の仕事をする』と決めてしまうことが大切です✨
B領域 マストゾーン
やることが義務付けられている仕事が、この領域に位置します。まさに「マストな仕事」です。
さる先生は、マストゾーンを2つの視点で分けています。
- 一定の子どもの正の変化を引き出す仕事
- 子どもの正の変化を引き出さない仕事
正の変化を引き出す仕事は、例えば通知表の所見があります。子どもの頑張りを文書で直接見せることで、次学期へのモチベーションにつなげるという役割を考えるなら、本質的重要度は高いといえます💡
逆に、正の変化を引き出さない仕事は、例えば要録所見です。要録自体は公文書なので、やることが義務付けられている「マストな仕事」ですが、子どもに全く還元されませんね。さる先生は、著書で以下のように説明しています。
ある意味、このゾーンの仕事の扱いが最も重要です。一見、A領域へ入れても良いような仕事を、いかにここに叩き落とすか。むやみにA領域へとどまらせてはいけません。
さる先生の「全部やろうはバカやろう」p.37 / 坂本良晶 著
今行っている「マストな仕事」が本当に子どもに還元しているのかを考える必要がありそうですね!
ここの領域の仕事をこなすためのコツは、時間やエネルギーをかけすぎず、淡々と行うことです!やらなければならない=本質的重要度が高いとは限りません。そんなに重要でないことを、一生懸命頑張ってこなす必要はないのです。
C領域 自己満足ゾーン
時間やエネルギーがかかる割には、子どもたちの正の変化があまりにも少なすぎる仕事が、この領域に位置します。



まさに、自己満足な仕事ですね。
さる先生は、自己満足ゾーンについてさらにこんな説明をしています。
「子どもたちのために!」と思っていても、実は子どもの成長のためではなく、自分の自己満足や周囲へのアピールが目的にすり替わっているのかもしれません。
さる先生の「全部やろうはバカやろう」p.36 / 坂本良晶 著
仕事をこなしているうちに、『もっと見栄えをよくできるぞ?』などと見えを張ってしまうパターンです。代表的な例が、運動会や学習発表会で見栄えにこだわりすぎることが挙げられます。
『教師の自己満足になってしまっているか?』ということは、自問自答しながら時間とエネルギーを投下するべきですね💡
ここの領域の仕事をこなすためのコツは、完了思考ゾーンにぶち込むか、そもそもやらないという選択をするかです!スケールダウンさせて、投下する時間やエネルギーを少なくすることがとても重要!!ときには、やらないという選択をとる「捨てる勇気」も大切✨
D領域 完了思考ゾーン
最後は完了思考ゾーンです。本質的重要度が低く、成果が上がらない仕事がこの領域に位置します。
完了思考という文字通り、ここの仕事は、とりあえずやればオッケー。さる先生は、著書で『質を問わない完了思考で処理しよう。』と言っています💡
代表的な仕事が、ノートチェックです!ノートにビッシリとコメントを書くという選択もありますが、持続可能な働き方かと言われたら、どう思いますか??



もちろん、子どもの学習状況を把握するためやモチベーションをあげるために必要な仕事だとは思います!
ノートチェックは完了思考で、1行程度におさえたり、テンプレートを用意しておいたりすることで、時間やエネルギーをもっと本質的重要度の高い仕事に回すことができますね✨
ここの領域の仕事をこなすためのコツは、持続可能かどうかを考えることです!日常的なルーティンワークも、完了思考ゾーンに分類されがちなので、『この仕事を毎日続けられるか?』と自問自答し、負担が大きい場合だったら、ノートチェックのように「減らせるものは減らす」ことがとても大切💡
まとめ〜困難は分割せよ〜


いかがでしたでしょうか?
今回、教員が定時退勤できないというジレンマをテーマにして、『仕事を4つの領域に分けてみませんか?』というお話しをしていきます!
「困難は分割せよ」という言葉がありますが、まさに今回のお話にピッタリなのてまはないでしょうか。仕事を1つのまとまりで見てしまうと、どのように優先順位をつけてよいかが分からず、後ろ向きな気持ちになってしまいます。
ぜひ、生産性マトリクスを使って、仕事を分割して、前向きに取り組んでいただけると嬉しいです✨
定時退勤できないマインドを、定時退勤できるマインドに変えることについては、こちらの記事をご覧ください!


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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