【あえて言います】教師は”おかしい人が多い”と言われる理由と対策!【学生向け】

イット

みなさんこんにちは!イット@it_coach0412です!!

この記事を見てくださっている方で、こんな悩みはありませんか??

? 読者の悩み

・教師って変な人多いって印象があるよね

・教師になったら世間知らずって言われるのかな

・教師になって周囲に何か言われるのが不安だ

連日、ニュースなどで「教員の不祥事!」などと報道されるのを見ると、しっかりした教師のイメージよりも、変な人がいるイメージが際立ってきます💦

今回は、これから教師になりたいと思っている学生向けに、『教師は”おかしい人が多い”と言われる理由と対策!』というテーマでお話ししていきます

この記事を読むと・・・
  • なぜおかしい人がいるというイメージがついているのか分かる!
  • 変な人のイメージチェンジができる!
  • 教員になるまでに取るべき対策を知って、実践することができる!

僕自身も、他の先生と比べて”変わっている”と感じます✨ですが、変わっていること=良いこと、魅力と捉えているのです😊記事の後半で詳しくお話していきますので、ぜひ最後までご覧ください!

目次

さすがに「おかしい人」と感じたエピソード【ずばり1選】

教員志望の学生

おかしい人ってやっぱりいるんですか?

運よく僕は「おかしい先生」と出逢ったことはほとんどないのですが、この記事を書くにあたって、記憶を思い出してみました💡

すると、、1人いたんですよ!(笑)

イット

子どものときは怖いと感じていましたが、今思うと「おかしい人」です。

エピソード的なテイストでお話していきます♪

※プライバシー保護のため、コメント欄などでも詳細はお答えしかねます。

==============

あれは、小学3年生のことでした。

小学3年生のイット(イメージ)

当時、僕のクラスは約35人学級で、男の先生が担任でした。その先生は高学年担当になることが多く、小学3年生の僕は「なんで僕のクラスの担任なんだろう?」と感じました。

学校内でも、その先生は「面白いけど、怒ると怖い。」という印象が子どもたちの中でもあって、「へぇーそうなんだ。」とあまり気にせず4月を迎えました。

昼休みには自前のおもちゃをクラスにもってきて、遊ぶこともできたので、「おもちゃで遊んでいいんだ!」と驚いたのと、楽しく過ごしていました。

しかし、怖さを知ったのは夏頃。

昼休みにクラスの当番をさぼってしまった僕と友達4人。その先生は、「放課後残りなさい。」と言い、下校後に説教がありました。

説教されているイット(イメージ)

帰るには、「謝り方で担任の先生が納得すれば帰れる」という謎のルール。謝れた友達が5分、10分して続々と帰る。しかし、僕はなんて言っていいか分からず、言おうとしても声が小さく「やり直し!」と言われ、帰れず。

声が小さく、なかなか許しを得られないイット(イメージ)

そして、30分程経って、「もういいよ。」と謎のタイムアップ。子どもながらに「なんでこんなに怒られなくちゃならないんだ。」と感じましたね。

==============

僕が出逢った中で、唯一の「おかしい先生」と呼ばれるエピソードでした✨書きながら思うことは、

今だったらアウトでしょ!!(笑)

僕は絶対にやらない、と心に誓っています。

なぜ教師はおかしい人が多いと言われてしまうのか?

教員志望の学生

イット先生が言っていたような人って結構いるんですか?

子どもの頃に出逢っただけで、それ以降(教員になってからも)変な先生とは会ったことはないですかね。

しかし、世間的に「教師はおかしい人が多い!」と言われることって結構多いですよね?記事を書くにあたって、Googleで「教師 おかしい人が多い」と検索してみたら、1ヵ月に480回も検索されているんです!

教員志望の学生

結構多いじゃないですか!

では、なぜ教師はおかしい人が多いと言われてしまうのか?理由は3つあると言えます👇

  • 子ども相手である
  • 閉鎖的な環境
  • 多忙な仕事量とストレス

順番に見ていきましょう✨

①子ども相手である

まずは、教師は主に子どもを相手に仕事しているという点です。

どのくらいの時間を子どもとの関わりに費やしているかというと、

子どもが登校する時刻・・・8:00前後

子どもが下校する時刻・・・15:00前後

実に7時間も費やしているわけですね!(僕が勤める特別支援学校の場合)

教員志望の学生

子どもとの関わりが多いのは分かったのですが、
どうして「おかしい人が多い」に繋がるのでしょうか?

それは、教師と子どもとの上下関係がとても影響しています💡当たり前の価値観として、「子どもは先生の言うことを聞く(聞かなければならない)」と考える先生は多いのではないでしょうか?

そして、学級を円滑に運営していく中で、「先生の言うことは聞かなければならない雰囲気」を作り出しているのではないでしょうか?

つまり上下関係自体が、教師からの圧力を生み出しやすくなってしまうがゆえに、行き過ぎると「あの先生おかしいよね。」と言われやすくなってします💦

時として「体罰」として表してしまうこともあるので、本当に注意が必要です。

まとめると、子ども相手に仕事をすることが多く、上下関係が影響して「あの先生おかしいよ。」と言われることがあります。

②閉鎖的な環境

次は、閉鎖的な環境がとても影響しています。

閉鎖的な環境とは、いわゆる教室のこと💡教室は、児童は複数に対して大人は1~2名(多くても3名くらい?)しか介入しません。

なぜ閉鎖的な環境が「先生はおかしい人が多い」につながるかは、大人同士のマネジメント機能が弱く、子どもが先生に従わざるを得ない状況になりがちだからです。

実際、教員をやっていて思うのですが、担任の意向って結構優先されるんですよね。特に通常学校だと、人手不足の学校も多いので、担外の先生や管理職が見る機会って1日2コマくらい・・・

まとめるとこんな感じ👇

①人手不足で基本は担任1人で子どもを見る(見られるのは多くても1日2コマくらい?)

②時々ご指導いただくが、担任の意向が優先される

つまり、担任の考えがほぼダイレクトに子どもへつながります!!

担任の考えが偏っていたら?→そのまま伝わります。

そう、小学3年生のころの謎の居残り説教のように・・・

今やってしまうと、完全にアウトだと思いますが(笑)

まとめると、閉鎖的な環境の影響で、担任の偏った考えがダイレクトに伝わるので、「おかしい人」と呼ばれる確率が高くなります。

③多忙な仕事量とストレス

最後は、多忙な仕事量とストレスが関係していると言えます。日本教職員組合の2021年の調査によると、

2021年 学校現場の働き方改革に関する意識調査

(調査期間2021年1学期における通常の1週間を調査 調査回答総数 7,014人)

(中略)

● 教員の労働時間の実態

教員の週あたり平均労働時間は62時間56分(中略)週あたりの平均時間外労働時間は、24時間11分となる。これを単純に4倍して月換算すると、実質96時間44分/月 の時間外勤務となり、過労死ライン(80時間/月)を大きく上回る危険な状態が常態化していることが浮き彫りとなった。

日本教職員組合 2021年 学校現場の働き方改革に関する意識調査

実に、96時間44分も残業しているのです!!

教員志望の学生

多すぎて感覚が麻痺しそう…

一方、一般企業の残業時間はどうか?

OpenWork 働きがい研究所「日本の残業時間 定点観測」 四半期速報によると、一般企業の月の残業時間は2022年時点で「24.9時間」です!

つまり、教員は一般企業勤めの方より、約4倍も仕事をしているのです!!

多忙な仕事量とストレスは、教員自身のメンタルヘルスと大いに影響しており、子どもに悪影響も及ぼすリスクも高いです💦それゆえに、「教員はおかしい人が多い」と言われざるを得ない状態になってきます。

子どもファーストであるのはもちろんですが、教員にも適切なサポート体制や業務量の見直しなどが求められますね。

【あえて言います!】変な人をイメージチェンジしよう!

ここまでお話してきて、読者さんはこう思われませんでしたか?

教員になりたくない!

教員志望の大学生の方がこの記事を見たら、「もう最悪。教員ってマイナスイメージありまくりじゃん!」と思われたかもです(笑)

僕としては、教員を目指す方の意欲モチベーションを少しでもあげたいので、後半では捉え方と意識したいことについて話していきます😊

教員は、「変な人が多い」と言われがちですが、そもそも「おかしい」とはどういう意味で使われるのでしょうか?

例えば、

泣いている友達に「暴言を吐く人」

は、”crazy(クレイジー)”という意味で「変な人」と言われてしまいそうです。

イット

頭がおかしい、どうかしているよ!となりそうですね。

一方、授業でうんちくばかり話す社会科の先生はどうでしょうか?

あの先生、変わっているよね?

と言われがちですが、そんなに害はない「変な人」に属してきます。

誰かを傷つけなくとも、

こういった人は、”unique(ユニーク)”という意味で「変な人」となりそうです。

先ほど、学校は「閉鎖的な環境」とご説明しましたね?それゆえに、学級を自分でコントロールしやすいのが特徴です🍀

もしあなたのunique(ユニーク)が、いい意味で子どもたちに受け取ってもらえれば、

あの先生、超面白いよね!

他の先生よりも話しやすい!

などと、一気に魅力として機能してくれます💡

つまり、”クレイジー”ほどにはならずとも、”ユニーク”は絶対に出した方がいいです

現教員の僕が意識したい3つのこと【決意表明】

さて最後は、僕自身が意識したいことを3つにまとめました!ぜひ、見ていただいて1つでも取り入れてくれたら嬉しいです✨

ずばり以下の3つになります!

  • 相手の気持ちを考えた言動をとる
  • 1人で抱え込まない
  • 自分の個性を活かす

①相手の気持ちを考えた言動をとる

まずは、相手の気持ちを考えた言動をとることを大事にします。

なぜなら、相手の気持ちを考えた言動は信頼関係を築き、子どもたちは心から聞いてくれるようになるのです

昨年度の担任が厳しめの人だと、次の担任になったときにクラスが荒れやすくなると聞いたことはありませんか?

話を聞きたいから静かにするのではなく、単純に「〇〇先生に怒られるのが怖いから静かにしておく」と意味づけされてしまっているんです。

その結果、怖い存在がいなくなった翌年に「話を聞かず、好き放題」となってしまう…

担任との信頼関係を築くためにも、大人側が相手の気持ちを考えた言動をとることをおすすめします。

厳しく言いたくなる場面でも、

・「なんでできないの?」

  →できなくて悔しかったね。(共感)

・「うるさい!静かにしなさい!」

  →あえて小さい声で話す。(注目させる)

・「どうして〇〇さんにいじわるしたの!」

  →話聞かせてほしいな。(心を開く)

聞き方次第で、子どもからの反応は劇的に変わってきますよ😊

②1人で抱え込まない

次は、1人で抱え込まないことを意識していきます。

理由は教師のリソースに対して、業務量やきめ細やかさが丁寧に求められる仕事が多すぎるからです。とても1人では対応しきれず、メンタルがやられてしまいます💦

しかし、学校現場は1人で抱え込みやすい環境であることも事実です。

・基本、担任は1人なので負担がかかる

・電話が来たら、担任が対応する

抜本的で現実的ではないと言われそうですが、常に労働環境を改善する意識はもっておくべきだと思います💡以下のように考えてみてはいかがでしょうか?

・基本、担任は1人なので負担がかかる

  →特別支援学校のように、複数担任(しかも全員担任とフラットな関係にすればよい)

・電話が来たら、担任が対応する

  →チームで対応する体制にするとよい

「そんなの現実的じゃないです。」と言われがちですが、大事なのはどんな意見でも否定しないことです💡考える前に否定するような職員室であるべきではないと僕は思います。

とは言いつつも、業務量が劇的に減ることはないので、私たちにできることは自分の身を守るためにも、1人で抱え込まないことをやっていきましょう😊

③自分の個性を活かす

最後は、自分の個性を活かすことを大事にしたいです。実は3つの中で、読者の方に一番伝えたかったこと!

学校現場にいると、子どもたちの個性を活かすことは意識できても、ご自身の個性をつぶして仕事していませんか?

例えば以下のように、先生に染まってしまうと危険です👇

・右向け右思考

  →先生が「右を向きなさい!」と言ったら、

   強制的に右を向かせるor向かせるよう指導する

・周囲が気になりすぎちゃう

  →「他のクラスはきっちりしているよ。」などと言われ、

   周りと揃えないとと思い悩んでしまう

・この子をしっかりさせないと!思考

  →問題のある子どもに対して、厳しく指導をする

確かに学校生活の中では落ち着いて生活ができると思いますが、「大人になってその子どもがどのように生きていくか」まで見据えて指導しているのでしょうか?

また、これからの日本の将来を考えたとき、「しっかり働く」「周りに合わせる人」が人材として求められているのでしょうか?

僕は、先ほど挙げた指導を繰り返していると、大人になったときにこのような弊害が出てくるのではないかと気にしてしまいます👇

・上司の顔色ばかり気にして生きていく

  →先生の話は聞かないとならない指導の結果

・他人の評価ばかり気になる

  →「周りは〇〇しているから、あなたもやりましょう。」と言われすぎた結果

・完璧主義な大人になり、少しでもミスをすると落ち込む

  →「しっかりしなさい!」と言われすぎた結果

子どもの将来のためにも、まずは教師自身が個性を活かし、これまでの偏見を取っ払う必要があると思います😊

まとめ~できることから始めよう!~

いかがでしたでしょうか?今回は、これから教師になりたいと思っている学生向けに、『教師は”おかしい人が多い”と言われる理由と対策!』というテーマでお話ししていきました✨

おかしい人が多いと言われる理由については、

  • 子ども相手である
  • 閉鎖的な環境
  • 多忙な仕事量とストレス

が関係していると言えます。

また、おかしい人を”crazy(クレイジー)”と捉えるのではなく、”unique(ユニーク)”と捉え、ユニークさはこれからも大事にしてほしいことを一番に伝えたいです!

これから教師になる学生さんにとって、「教師はおかしい人が多い」という噂はマイナスに聞こえていたかもしれませんが、この記事を見て少しでもポジティブなイメージに変わってくれたら本当に嬉しいです✨

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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